MARQUEE Vol.81

2010年10月13日 発売!
定価 ¥823(税込)
コード:ISBN978-4-434-14889-7

表紙:毛皮のマリーズ
裏表紙:the brilliant green

大特集「毛皮のマリーズ」 20P

starring 志磨遼平 撮り下ろしPHOTO&インタビュー
art direction.designed by 信藤三雄(CTPP)
12時間に渡る撮影ロケを敢行!
志磨遼平 〜新世代ロックカルチャーを体現するスター〜
毛皮のマリーズ、最新作『Mary Lou』18000字越えインタビュー
インタビュー集:
志磨遼平の脳内を開く←文学編→
志磨遼平の脳内を開く←マンガ編→
志磨遼平の脳内を開く←音楽編→
志磨遼平の脳内を開く←映画編→


バルタン星人張りの爪をした志磨遼平がシュール。アートディレクション及び撮影は、毛皮のマリーズの近作アートワークを担当し、また90年代にジャケットというものを創作カンバスに変えたコンテムポラリー・プロダクション主宰の信藤三雄氏。そして、志磨遼平の深層にまで達する徹底インタビューに加え、更に彼の多趣味をジャンル分けしての4種類のインタビューも。まさにコンプリート解読!
志磨遼平は、決定的なまでに文系青年だ。驚く程、文学、音楽、マンガ、映画等の知識が深く、何よりも愛情が濃い。ところが志磨はフィジカルでもある。ロックンローラーでありながらカルチャー的。彼は、美もメタもユーモアもゴキゲンである事も喜怒哀楽もストレートな勢いもモラル/インモラルの境についても彼女の事も全部抱え込んだままアウトプットに向かった。それが毛皮のマリーズ。志磨遼平は、新世代ロックカルチャーを体現するスターだ。まるで2010年代のミュージシャン像を独り占めするかのよう。

−−連続特集:YouTube世代(感性)の台頭−−

巻頭特集 「小林太郎」 8P
撮り下ろしPHOTO&インタビュー
平成生まれ新世代ロックスターは彼しかいない...。


★凛として時雨 5P
最新PHOTO&インタビュー
祝・アルバムチャート1位!『still a Sigure virgin?』
★世界の終わり 6P
撮り下ろしPHOTO&インタビュー
深瀬慧&DJ LOVEが最新シングル『天使と悪魔/ファンタジー』の背景・意思を含め徹底的に語る
連載 世界の終わり・藤崎彩織「From the Ending」03
★People In The Box 4P
遂に放たれたPeople In The Box・波多野裕文の止めどない感性
最新アルバム『Family Record』インタビュー:波多野裕文(vo.g)
パーソナル・インタビュー:山口大吾(dr)/福井健太(b)
連載 People In The Box 波多野裕文「e=mc3」06
★ねごと 4P
新世代ガールズバンド最前線。『Hello!"Z"』メンバー全員インタビュー
見る物を透明にしてしまうかのような目線、無垢な感性が、ねごとには有る。

★The Mirraz
緊急インタビュー:「夏の魔物」The Mirraz乱闘事件の本質

The Mirraz・畠山宛ての一通のメールから始まった今回の記事。事の本質は、ユーモアやブラックジョークが通じない(例えばFRANK ZAPPAを理解できない)この国の"ロック"にある。表現というものが、「直球で真剣で真面目」に限定されてしまっていることに。事はそれを背景に起こった。今回の一件は、この大多数である暗黙の刷り込み(ほぼ洗脳)を暴く好サンプルだ。「どっちが悪い」が問題なんじゃない。「何が問題なのか」だ。そこにロックがつまらなくなってしまった原因もある。「心が自由。それが音楽の本質なんだと思う。その心の自由が音楽という形になって、それを極端に表現したものがロックとかヒップホップとかパンク」と言う畠山の本質を突いたインタビュー、更にはマーキー編集長 MMMatsumotoの意見記事を!

更に今号からThe Mirrazフリーデザインページ(produced by kinoi)連載スタート!
「The Mirrazの習慣TSURIZAY(ツライゼー)」#1

★ふくろうず 4P
ガーリーなくせして男前
最新アルバム『ごめんね』インタビュー:安西卓丸(b.vo)
パーソナル・インタビュー:内田万里(vo.key)
★アーバンギャルド 4P
ズタズタになった都市の聖性を、鏡写しに再構成していくアーバンギャルドという装置
論評・インタビュー・コラム:ニューアルバム『少女の証明』
松永天馬の執筆・構成・意匠による『前衛都市(黒歴史)』トラウマテクノポップバンド・アーバンギャルドの進化と、人類の退化
★SHE TALKS SILENCE
90's渋谷系感性のDIY 現在形
★tokyo pinsalocks
結成10周年を迎えたtokyo pinsalocksの新作『くるくるとぐるぐる』は"恋と仕事とニューウェイヴ"
★ライヴレポート?
HiGE"CLUB JASON"
金曜日の13日にだけ行われるHiGEの企画満載・特別ライヴから見えてくるもの
オワリカラ"ドアたち"ワンマン
瞬時すべてをブッ飛ばす。キレ方ハンパない頭脳派バンドのライヴから学ぶもの
★連載 andymori・小山田壮平「ウーパールーパーが二匹」
04 with:長澤知之

★特集 やくしまるえつこ/『荒川アンダー ザ ブリッジ×2』 6P

やくしまるえつこ最新写真
ニューシングル「COSMOS vs ALIEN」について by 土佐有明
「COSMOS vs ALIEN」へのコメント:坂本龍一氏、鈴木慶一氏、Bose氏(スチャダラパー)
「荒川アンダー ザ ブリッジ」監督、新房昭之氏からやくしまるえつこへの質問&直筆回答
ポップとアヴァンギャルドを行き来するやくしまるえつこ
新房昭之監督インタビュー

新房昭之監督によるアニメ、第二期「荒川アンダー ザ ブリッジ」がスタートした。荒川の河川敷で繰り広げられる常識/非常識逆転の奇想天外なこのアニメの主題歌を、第一期に引き続き、やくしまるえつこが担当。これまでにはないリズムとやくしまる流ワードとのマッチングが相当新鮮だ。今回は、新曲「COSMOS vs ALIEN」を巡って、トリックな紙面構成でお届けします。

◆20P 別冊『MEG FILES +』封入!!

MEG photo session
art direction. design/中川優
photo/新田佳一
hair & make-up/塩沢延之
styling/吉田佳世
MEG『BEST FLIGHT』インタビュー
MEG『BEST FLIGHT』アーティスト写真
Carolina Glaser Autumn/Winter カタログ
MEG column(リウさんの一日 MEGの持ち物チェック MEG的レシピ)
−旅−

大好評・別冊『MEG FILES』の続編が、20ページの別冊で特別封入! その名も『MEG FILES +』。今回もスペシャルな撮り下ろしPHOTO満載。去年発売の別冊『MEG FILES』と合わせてコンプリート版となります。

★特集「the brilliant green」
川瀬智子 最新撮り下ろしPHOTO&インタビュー


ブリグリの本領発揮、移籍第一弾アルバム、リリース!
待望のニュー・アルバム『BLACKOUT』には、the brilliant greenの確固とした紋章が見える。Tommyがアンニュイな声で唄うブルーで繊細な情感、メロディアスなロックを奏でる生のバンド・サウンド――。ポップ工房・ブリグリの本領が貫かれた本作には老舗のような味わいがあり、そこに懐かしさや安堵感を覚える人は多いことだろう。期待をまったく裏切らない秀作である。しかしここに至るまでのブリグリは、レコード会社とマネージメントの新体制、松井亮の脱退、決して安穏としていられたわけではないはず。しかもTVからは、なぜかトミーヘヴンリーの新曲が聴こえてくる。果たして今ブリグリはどんな構造の中で動いているのか? 多忙ながらも、相変わらず元気そうなTommyに話を聞いた。

★Base Ball Bear
やっぱりベボベはXTC譲り。2010年型2作同発コンセプト・アルバムが自由奔放すぎる!
★たむらぱん
フリーズした思考回路に本質を見抜くラフな視点を!
★EGO-WRAPPIN'
遊びと熟成と突出と仕掛けと破綻に調和、全部、濃縮!
★中村 中
寄稿:香山リカ
4th アルバム『少年少女』。続・インタビュー
★Lunakate
オルタナも70'sロックも貫く本格派ロックシンガーの誕生
★コトリンゴ
フリッパーズにスピッツ、ユーミン、YMO...、個性派カバー集
★MASTERLINK
クリエイティヴ・バンド、MASTERLINKの第二弾シングル
★秀吉
自分達を知ったうえで、目一杯の正直で埋め尽した純正な1st アルバム
★Jazztronik
Jazztronik feat.YUKI『ベッドタイムストーリー』インタビュー
Jazztronik(野崎良太)が推薦するサントラ10作

★新連載
The Mirraz「The Mirrazの習慣TSURIZAY(ツライゼー)」#1
オワリカラ・タカハシヒョウリ「Light My MARQUEE」001
★祝・復活連載
ミドリ・後藤まりこ「後藤をデートに連れてって!!」#10

[連載]
中村義響「Hello! Freaks」#39 feat.HNC
酒井景都「Fairy Tale Novella」05
MEG「MEGの なんでもない日誌。」05
capsule「capsule from contemode」
ASOBISYSTEM「CLUB OR MORE?」
HiGE・須藤寿「須藤寿の恋煩い」03 with 草刈愛美(サカナクション)
木下理樹(ART-SCHOOL)「俺的映画道」
フルカワミキ「SEYES」最終回
clammbonミト×MMMatsumoto「3.10 MMM」Part 24
関根史織「たどり着くのが遅すぎて溺れる関根を救えなかった船」Part 20
アーバンギャルド・松永天馬「天馬人語」02
オーラルヴァンパイア「怪音部」12
serial TV drama・新井弘毅「ベストオブダルメシアン新井の調子のいい話だぜーオラー!!」No.013
土佐有明のPLAYGROUND 最終回
曽我部恵一×小田島等「ロック曼陀羅」第51回

 今年頭から正面切ってスタートした連続特集「YouTube世代の台頭」も、いよいよ佳境。来年からは"台頭"じゃなく"そのもの"になりそう。とは言え、既に今回も特集総ページ72Pに及んでいるわけですが。
 そろそろハッキリさせておきたい事がある。それは「仮想敵」についてだ。よく仮想敵が成立しない時代と言われる。そんなことはない。それどころか僕は(ということは、このマーキーという雑誌は)、敵を「仮想」したことすらない。なぜなら、敵は中学生の頃からハッキリしているので。敵は、慣習や暗黙の了解や建て前や最大公約数的な概念や一般論や多数決なんかに含まれることが多い"ごまかし"や"水増し"や"嘘"だ。「みんながそう言ってるから」、あれ。つまり自分で考えたり検証しようとしない鵜呑みする態度・思考回路のことだ。それが敵。
 今、新世代とくくられたり、「YouTube世代の台頭」と言うその世代にザックリ共通しているのは、「みんながそう言ってるから」じゃなくて「自分はこう思う」という態度や思考回路だ。慣習や暗黙の了解や建て前に気付いた人達。つまり自分達が成り立っている日常に疑問を持った人達だ。それにはネット等によるパーソナルレベルでの双方向情報交換の影響が大きい。「絶対」なんてとうの昔に崩壊し、今やリスナーvsメディアとかメジャーvsインディーなんて図式も成立しない。敵は同世代の中にも居るし、何より私そしてあなた自身の中に居る。当然、新世代っていうのは年齢が若いっていう意味じゃない。
 もっと端的な例で言おう。私とあなたの小さな喧嘩は、それが1000人規模に膨らんで、そこが仮に武器調達可能な地域だったら、もはや戦争と呼ばれるのだ。簡単に言えば、この場合「喧嘩と戦争は違う」と数で思考するのが気付いていない人達。そうじゃなくて本質やベクトルで判断するのが新世代。「戦争の最小単位は個人間の小競り合いなんだな」と認識できれば、戦争は遠い世界の話ではなくなり、自分ならどうするかなんて考え始めて自己矛盾にも陥る。そこにしかリアリティも自分の意思も生まれない。そしてこのリアリティと意思が、戦争を回避する第一歩に繋がる。この事は総人口ネット社会である今、秋葉原通り魔殺人の件で考えれば、もっとリアルになる。孤独な心情のはけ口がネットなんてことは、今や公然の事実なんだから。その孤独が病的に突起してあの犯行に至ったわけでしょ?
 敵はまず自分の中に居るっていうことを認識し、自分に置き換えて物事を見たり考えたりする。そのイマジネーション力こそが理解というものなわけで。これが物事の本質を見抜く。そういう人達も音楽をやるようになった。その途端、音や歌詞の在り方の幅も広がったし、肝心な部分で嘘が無くなったし、言う事も明快に本質を突いていると、僕は感じてます。
(MMMatsumoto)

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