MARQUEE Vol.87

2011年10月12日 発売!
定価 ¥800(税込)
コード:ISBN978-4-434-16054-7

Front Cover:やくしまるえつこ
Back Cover:フジファブリック


特集「やくしまるえつこ」24P

やくしまるえつこのメトロオーケストラ:スペシャル撮り下ろしPHOTO
art direction & design:吉田ユニ photo:内田将二 hair & make-up:加茂克也 styling:高山エリ
"やくしまるえつこ"という表現
やくしまるえつこ・活動 map 2010-2011
やくしまるえつこ最新Q&A
やくしまるえつことメトロオーケストラ
やくしまるえつこ 越境する表現の真意
拡張されるバンド:フィッシュマンズと相対性理論の場合
やくしまるえつこ 生体データによる分身
やくしまる特性『声』:朗読・ラジオパーソナリティー/セッション・CMナレーション・アナウンス etc...
やくしまるイラストの中に居る"正しい科学少女
やくしまるえつこ CD特典
『正しい相対性理論』の正しさ
やくしまるえつこ と other works

オーケストラを大胆フィーチャーし、予想外にエモーショナルに歌うやくしまるえつこ。最新シングル2曲は、それぞれ7分台という大曲で新機軸を見せた。これを記念して今回は、コンセプトともなった「一人オーケストラ」に基づき、まずスペシャル撮影を。続いて、描き下ろしイラスト、最新Q&A、初回盤特典解説、やくしまるえつこ works、ディスクグラフィー、各種分析など、様々な角度から掘り下げました。2010年から最新作までのやくしまるえつこを総ざらい!

特集「フジファブリック」10P
撮り下ろしPHOTO&ロングインタビュー
art direction & design/北山雅和(Help!) photo/端裕人
『STAR』メンバー全員インタビュー
ソロインタビュー:山内総一郎/金澤ダイスケ/加藤慎一
エンジニア・高山徹氏が語る『STAR』誕生秘話

フジファブリックが本当の意味で新たな一歩を踏み出したアルバムがこの『STAR』だ。3人によるまったく新たなメンバー編成でありながら意外なほど「らしさ」を感じる一枚でタイトル通りの、キラキラしたフレッシュな輝きがある。"既存のルールを軽やかに外れる"フジファブリックならではの音楽の楽しみ方が、この先も更新されていくということも、アルバムにはきちんと表現されている。そこが、とても嬉しい。今回の記事では、全員インタビューと3人それぞれへの個別インタビュー、さらにはエンジニア高山徹氏への取材、ジャケットを担当したデザイナー北山雅和氏のアートワークという立体的な構成で『STAR』の成り立ちとバンドの今に迫った。

巻頭特集「amazarashi」8P
amazarashiライヴPHOTO
秋田ひろむ mail interview
対談:MUSICA編集長 有泉智子×MARQUEE編集長 MMMatsumoto
現代の吟優詩人・秋田ひろむ率いるamazarashi。
映像と言葉とサウンドが織りなす圧倒的な世界観のライヴPHOTOと共に彼からの言葉を。そしてamazarashiを始め、2009年頃からの新世代感性達についての対談を。その特徴や"今"というリアリティのこと、彼らのこれからについて、MUSICA編集長 有泉さんとの対談でお届けします。

巻末特集「毛皮のマリーズの解散」5P
志磨遼平、解散について語る。この解散は"解散という表現"だ。ロングインタビュー。
「僕がこのアルバムで『他のどんなバンドの解散よりも美しく悲しい終わり方』をしようと決めてたんです。例えば『昔仲良かったメンバーが憎み合ってる』っていうような悲しみじゃなくて。本当に『全部が夢だった』みたいな悲しみを与えたかった。」

「モテキ」
『モテキ』とは、つまり台頭する2010年代先鋭カルチャーの、初ミックスド・メディア作品である。

坂本慎太郎 4P
祝!ソロ活動スタート。ゆらゆら帝国の解散から約1年半、遂に中心人物の坂本慎太郎が動き出した。自らzelone recordsを起こし、11月には待望の1st ソロ・アルバムもリリースされる。解散後、坂本はもう一度人生を始めるに近い体験をしたのだと思う。20年以上バンドを続け、ずっとギターを弾いてきた彼は、その一切から遠ざかったと言う。ゆらゆら帝国解散後から1stソロアルバムの制作までロング・インタビュー。

ねごと 6P
2011年、ねごと・飛躍の夏
「学校の怪談」〜夏フェス〜「ex it 抜け殻ツアー」、全員インタビュー(全公演セットリスト付)
速レポ!「お口ポカーンフェス?!〜ex it 抜け殻ツアー〜」 @ 9/24 名古屋クアトロ
連載:「ネムタイワ」n.06 ゲスト:group-inou
ねごとにとって、2011年の夏は飛躍の時だった。そして迎えたアルバムのワンマンツアーの初日。遂に新たなねごとが示された。これまでと明らかに違う圧巻のライヴ! ハッキリと夏のライヴ経験が昇華されている。今までとはひと味違ったバンド像とロック観を示しながら、引率するバンドになる予感がした。

サカナクション
「このアルバムは、音楽にさほど興味がない、健全な若者たちにどう届くかってのがキーなんですよ」
ニューアルバム『DocumentaLy』山口一郎インタビュー

ライヴレポ:髭「野音ちゃん」 @ 日比谷野音
祝!初の野音ワンマン。髭の鳴らすサイケデリックなロックンロールはハッピーな"感染力"を持っている
連載:「須藤寿の恋煩い」09 with 辛酸なめ子

Base Ball Bear
「Base Ball Bearというバンドで何を伝えるのか」その回答としての4.0th FULL ALBUM『新呼吸』
小出祐介&関根史織 インタビュー
連載:関根史織「たどり着くのが遅すぎて溺れる関根を救えなかった船」Part 26

クラムボン
11月、初の両国国技館公演を控え、新曲『ある鼓動』をリリース。ミト氏と伊藤氏に訊きました。

LAMA
フルカワミキ+ナカコー+田渕ひさ子+牛尾憲輔による新バンド=LAMA。メンバー全員インタビュー

Tommy heavenly6
Tommyの"ダークサイド"ソロプロジェクトであるTommy heavenly6が約3年ぶりに始動。"ヘヴンリーそのもの"に徹底したニューシングルのヘヴンリー・ワールドについて

黒猫チェルシー
次期・黒猫チェルシーの強靭な第一歩を示すニューシングが完成! メンバー全員インタビュー

住所不定無職
メンバー全員インタビュー&前作に引き続きエンジニアを務めたAxSxE(NATSUMEN)との対談の2本立て

SEBASTIAN X 5P
永原真夏 撮り下ろしPHOTO&ロングインタビュー
『FUTURES』インタビュー
永原真夏の個性的リスニングルーツ
矛盾を包み隠さず、でもその矛盾を包み込むそんなパワフルさと明るさ。SEBASTIAN Xは、そのパワフルさと明るさでリスナーを後押しする。

アーバンギャルド
3.11以降の世界へ届けたニューアルバム『メンタルヘルズ』。浜崎容子&松永天馬インタビュー
連載:松永天馬「天馬人語」#08 エネルギー

さよならポニーテール 4P
あゆみん、みぃな、なっちゃんから成る3人組・さよならポニーテール。1st アルバム『魔法のメロディ』特集。
扉ページイラスト by さよポニ
『魔法のメロディ』クロスレビュー by 柴那典/夢眠ねむ(でんぱ組.inc)/松永天馬(アーバンギャルド)/宗像明将
さよポニをたのしむための15のアイテム セレクト by クロネコ
さよポニの間違い探し by さよポニ

Heavenstamp 4P
最新E.P.『Waterfall - E.P. + REMIXES』は、ロンドンのクリエイター集団 tomatoとのコラボ

THE WAYBARK 4P
1stアルバム『THE WAYBARK』リリース。ザ・ウェイバー 成田大致と話す

Veni Vidi Vicious
3rd アルバム『GoodDays』リリース。入江良介インタビュー

phatmans after school
共同幻想も有り得ず、模範的な未来像もないギリギリの"今"から、それでも立ち昇ろうとする意志

OverTheDogs
メジャーデビューアルバム『トケメグル』。恒吉 豊&星 英二郎インタビュー

踊ってばかりの国
新体制・踊ってばかりの国の2ndフルアルバム『世界が見たい』下津光史インタビュー

The next! Liddell 1974
大変な才能が居る!これは寓話か幻想か。ロックバンドに現れたパンキッシュでポップな表現主義。中心人物コグレにインタビュー

1000say 4P
1stフルアルバム『APOLLON』メンバー全員インタビュー
個人別パーソナルインタビュー:MAN/API/MICHELLE/NON

GalapagosS
小林写楽、ゴキミ。新太郎からなるGalapagosS。『Black including all』インタビュー

連載
曽我部恵一×小田島等「ロック曼陀羅」第57回
MEG「MEGの なんでもない日誌。」10
capsule「capsule from contemode」
ASOBISYSTEM「CLUB OR MORE?」
中村義響「Hello! Freaks」#45 feat.LOVE & HATE
SEKAI NO OWARI・藤崎彩織「From the Ending」08
木下理樹(ART-SCHOOL)「俺的映画道」
嘘つきバービー「岩が愛してちゃんと雨の日について考えてみた」n3
オワリカラ・タカハシヒョウリ「Light My MARQUEE」007
People In The Box 波多野裕文「e=mc3」12
clammbonミト×MMMatsumoto「3.10 MMM」Part 30
serial TV drama・新井弘毅「ベストオブダルメシアン新井の調子のいい話だぜーオラー!!」No.019
内田万里(ふくろうず)「そうだ! 内田は真剣だ」02
joy「猫と少女とムスタング」03

 元ゆら帝の坂本くんがソロ活動を始めた。毛皮のマリーズが解散宣言をした。ねごとがこの夏、飛躍して、サカナやベボベが渾身のアルバムを作って、新生フジが本当の第一歩をしるし、黒猫が次のステップを踏んだ。さよポニもそろそろ全開。アーバンギャルドも邁進。クラムボンは初両国国技館、直前。やくしまるさんもトミーも彼女達らしいファンタジーを描いている。そう言えば、amazarashiは(七尾)旅人くんや万有引力(ex 寺山修二率いた天井桟敷の音楽担当だったJ.A.シーザーが主宰する劇団)の世界観や手法にも似てるな。
 絶えずいろんな事が同時進行している。終わりも次の始まりなのだから、そらー数量も増えます。そうして地球は今も、もくもくもくっとひらめきの数だけ膨れ上がる。そんな毎日の中からの新傾向については、amazarashi記事中で MUSICA 編集長・有泉智子氏と僕とで話し合ってみました。少し頭がスッキリするかも。
 昔(20〜30年前)この雑誌がプログレ/アンダーグラウンド専門誌だった頃、こんな話があって。時は1969年ロンドン、KING CRIMSONというバンドにロバート・フリップというギタリスト(中心人物。当時20代前半)がいて、ライヴやってたら客に「立って弾け!」と言われたそうだ。"ロックは立って暴れて爆音ギャイーンって可能な限り上半身裸で"というロック台頭期。今からすれば音楽がミックスドメディア化して史上最大級に世の中に影響を与えてた時。今のネットみたいに。そんな時だから音楽は有象無象キテレツ多種多様で、座って弾くギタリストやそんな音楽だってありそうなものなのに。
 数の論理に洗脳された先入観・既成概念にとらわれて気付けない人達は、年齢・性別・人種国籍に関係なく多い。今も同じ。むしろその保守化は激しいくらい。向き合ってやってる人の嘆き(怒り)が諦念に近づくのも当然。でもそしたらまず自分をやり尽くすしかない。夢中になること。そこで養われる精神こそ本物(個性)。で、少しだけ外に向かえば充分。2009年頃以降、震災で一層具体化した時代のこの空気は、過去40年間で最も"まとも"な感性だと僕は思ってます。決して多数ではないけど、今が一番自由。(MMMatsumoto)

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