MARQUEE Vol.91

2012年6月10日 発売!
定価 ¥823(税込)
コード:ISBN978-4-434-16759-1

Front Cover:ももいろクローバーZ+ももクロ・イラスト by やくしまるえつこ
Back Cover:MEG

大特集『超アイドル主義』

特集「ももいろクローバーZ」表紙+26P

<今度のももクロは、やくしまるえつこが作詞作曲!!>
表紙には、やくしまるえつこによる「Z女戦争」制作最初期に描かれたイラストをプラス
やくしまるえつこが「Z女戦争」の構想時に書き記したキーワード・コンセプト・世界観の貴重な記述も掲載!

12ページ撮り下ろし/art direction:渡辺浩之.
photo:太田好治

コメント"Dear ももクロちゃん"
綾小路 翔(氣志團)、きゃりーぱみゅぱみゅ、クボタマサヒコ
(kuh, TOQUIO LEQUIO TEQUNOS)、後藤まりこ、JOJO広重(非常階段)
芹澤 REMI 優真(SPECIAL OTHERS)、Taigen Kawabe(Bo Ningen)
辻 友貴(cinema staff/Gt)、成田大致(SILLYTHING)
ハジメタル(誰でもエスパー、exミドリ)、ハマ・オカモト
(OKAMOTO'S/BASS)、浜野謙太(在日ファンク)、ピエール中野
(凛として時雨)、Marty Friedman、増子直純(怒髪天)
松永天馬(アーバンギャルド)、みさこ(神聖かまってちゃん、
バンドじゃないもん!)、ロマン優光(ロマンポルシェ。プンクボイ)

「Z女戦争(オトメセンソウ)」〜少女戦士達の詩〜
ももいろクローバーZ「Z女戦争」インタビュー

直筆アンケート"彼女について私達が知っている25の事柄"
:百田夏菜子/玉井詩織/佐々木彩夏/有安杏果/高城れに
ライヴレポ:横浜アリーナ2日目
石川ゆみ先生(ももクロのあのダンスの先生)インタビュー
ももいろクローバー(Z)discography+


 ももいろクローバーZは今、アイドルの最先端に立つ。アイドル枠を突破云々ではなく、これが今現在のアイドルというものの実像だ。これくらいパフォーマンス力に溢れ、演出に長け、コンセプチュアルでもあり、楽曲でのチャレンジに果敢なものが今の時代のアイドル。アイドルは今や、様々なクリエイティヴが集約するジャンルになった。
 そんなももクロが、また画期的な事をした。なんと!6月27日リリースのニューシングル『Z女戦争』の表題曲で、やくしまるえつことコラボ。これがももクロ×やくしまるえつこ/相対性理論のガチ融合。曲が7分弱もあって、ドラマのよう。MVも短編映画風。今までのももクロには無かったタイプの曲に仕上がっている。特にやくしまるの典型メロディを、ももクロが歌っているというのは、「有り得るのか!?」という程新鮮。しかも、これがいい曲なのだ。
 音楽面でも充実著しく、実質的にはアイドル/バンドのジャンル分けを超えて、アグレッシヴな活動を続けるももクロを、Vol.86(2011.8.10/13P特集)に続いて、今回は倍増の26ページ総特集で。

BABYMETAL
インタビュー:世界初・唯一無二:ヘヴィメタルという徹底様式×アイドルという完全虚像
コラム:無敵のコンセプト"BABYMETAL"

でんぱ組.inc
撮り下ろし+インタビュー:世界で一番自由でクリエイティヴなアイドルのカタチ
コラム:神聖でんぱ論
連載:夢眠ねむ(でんぱ組.inc)「まろやかな狂気」02.ゲスト:南波志帆

Tomato n' Pine
撮り下ろし+インタビュー:アイドル枠を完璧に超える断トツの楽曲クオリティ

Dorothy Little Happy
撮り下ろし+インタビュー:このダンスのキレ方と表現力、そして歌の気持ちの入り方。最もバンドに近いアイドル

コラム『超アイドル主義』

吉田豪にきくアイドル戦国時代

「アイドルをやっつけろ!?−バンド冬の時代に−」by アーバンギャルド松永天馬
incl.BiS、でんぱ組.inc、Negicco、バニラビーンズ、ぱすぽ☆

東京女子流、LinQ、さくら学院、B♭

ヒャダイン インタビュー

ボカロによって蘇る渋谷系
PIZZICATO FIVE ワンポイント再考
ポップアイコンの系譜

ライヴレポ:後藤まりこ VS でんぱ組.inc

特集「MEG」 裏表紙+10P

撮り下ろし写真/photo:新田桂一、hair & make-up:塩沢延之
styling:吉田佳世

インタビュー:最新曲「TRAP」は、作曲/岡村靖幸、編曲/大沢伸一による昭和歌謡テイストな勝負曲

連載 「MEGの なんでもない日誌。」14

作曲:岡村靖幸! MEGのデビュー曲である「スキャンティブルース」を手がけて以来、なんと10年ぶりのコラボ。しかも編曲は大沢伸一! 今回は、ドットとストライプがテーマの4スタイリングのチャームなMEGを、裏表紙+10ページの撮り下ろし写真で。そしてシングル3曲目に収録の、小西康陽アレンジの森高ソングの事まで、徹底インタビューしました。

巻頭特集「女王蜂」 6P

撮り下ろし/photo:田島一成
New album『蛇姫様』アヴちゃんインタビュー
濃密な"愛の讃歌"。破壊的なまでに激しくも優しい女王蜂"生"への謳歌

3度目にして初めて、音楽/アルバムの事についてインタビュー(これまで対談でした)。アヴちゃんの音楽観・感性をたっぷりと。撮影は時空を超えて、妖艶かつ倒錯的な世界へ、ということでガッツリと田島一成氏とコラボ。

巻末特集「SEKAI NO OWARI」 5P

撮り下ろし写真/photo:藤城貴則、set design:荻原 慶
インタビュー:眠り姫が舞う夜 〜NEMURIHIME NO Entertainment〜
ライヴレポ:ZEPP ツアー2012「Entertainment」
連載 藤崎彩織「From the Ending」

J線上のアリア、いや、J-POP線上のプログレ? とにかく待たれていた傑作「眠り姫」が遂にリリース。その構想から今彼等が目指す方向・夢を語ってくれました。撮影はダンボールアートとのコラボで。イラストにしたマンハッタン風の街をダンボール表現。

YUKI 東京ドーム公演レポ
YUKI LIVE"SOUNDS OF TEN"2012.5.6(Sun)@東京ドーム

きゃりーぱみゅぱみゅ 4P
インタビュー:2012年必携のポップアイテム『ぱみゅぱみゅレボリューション』!

bomi 4P
キッチュでポップなガーリーロックの最新型 bomi(ボーミ)、ミニアルバム『キーゼルバッファ』でメジャーデビュー

UCARY & THE VALENTINE
ニューヨークパンク系の気怠くクールなポップネス。遂に現れたロックの小悪魔

シシド・カフカ
強くしなやかな"私"を持つ注目のドラム・ヴォーカルにしてロックアイコン

たむらぱん
「new world」特殊アートワークと5周年

amazarashi 5P
メールインタビュー+特殊仕様デザイン
「愛とか夢とか大事ですけど、そればっかりを言っておけば、ある程度平均点がとれるみたいな風潮は、愛や夢の価値を下げていると思います」

TK from 凛として時雨 4P
緊急レポ! 飛躍的に発展したTK初のソロアルバム『flowering』に先駆けて
対談:TK from 凛として時雨『flowering』

killing Boy
この冷ややかでフィジカルなファンクパンクに律動せよ!

cinema staff
「"into the green"の歌詞を書き終わった時に、それまでの辛かった感情を放出しきったところがあって」

メレンゲ
結成10周年、おめでとう! 最新アルバム『ミュージックシーン』リリース

FLOPPY
今回は"濃密、ピコピコで切なく疾走感のある"直球FLOPPYサウンドが全開

FLiP 5P
「タフでありたい」...正真正銘のエモ・ガールズロック

Heavenstamp
Heavenstampの現在までを総結集させた堂々の1st アルバム、遂に完成!

ステレオポニー
"より自由に""自己主張激しく"変化の季節を迎えたステレオポニーの注目シングル

レムチャップ
"チャット→ねごと→"世代のポップで芯あるガールズバンド

O.8秒と衝撃。
衝撃のビート・ミュージック n' 美メロ・バラードは、0.8秒でやって来るヤア!ヤア!ヤアd!

宇宙人
東京・丸の内、スナックにて宇宙人と話してみた。
『慟哭』四次元クロスレビュー

宇宙人による全曲解説

さよならポニーテール
さよポニ"ハードコア"mail インタビュー

ハグレヤギ
"バンド"以前に"表現"に対して真摯な、感情を揺さぶる音・歌声

SILLYTHING
ロックンロールバンド THE WAYBARKが、SILLYTHINGと改名。その画期的なバンド提案について。

新連載
group_inou「マツ本一本釣り」01

連載
capsule「capsule from contemode」
ASOBISYSTEM「CLUB OR MORE?」
髭・須藤寿「須藤寿の恋煩い」13 with 安藤サクラ
「ネムタイワ」n.10 ゲスト:後藤まりこ
People In The Box 波多野裕文・連載「e-mc3」016
木下理樹(ART-SCHOOL)「俺的映画道」
内田万里(ふくろうず)「そうだ! 内田は真剣だ」最終回
clammbon・ミト×MMMatsumoto「3.10 MMM」Part 34
Base Ball Bear・関根史織「たどり着くのが遅すぎて溺れる関根を救えなかった船」Part 30
アーバンギャルド・松永天馬「天馬人語」12
オワリカラ・タカハシヒョウリ「Light My MARQUEE」011
新井弘毅(ex serial TV drama)「音楽脳」No.002
joy・天田優子の空中散歩 No.2"猫カフェ"
joy「猫と少女とムスタング」08
曽我部恵一×小田島等「ロック曼陀羅」第61回


 さあ!今回はアイドル特集。まず何より、なぜアイドル特集か。根本的に僕がアイドルOKになって、見るもの聴くもの新鮮だから。動機の核は、大好きな音楽畑の閉塞化=弱体化が伏線。面白くならないものか。ならない原因は? なるには例えばどうすればいい? そのヒントはどこにある? そこから始まってアイドルが視野に入った。去年11月頃、でんぱ組.incキッカケで。その途端、自分の偏見に気づくわけです。まず自分の視野を広げないと。ということで、考えるよりも先に現場突入。脳内改革に関しては、幸い自分は、音楽を表現の一手法と思ってるので、そこを延長しました。ピチカートもTommyもきゃりーもやってきてるので。で、飛び込んでみた。ら、今のアイドルが持つライヴ感や現場の熱気に、今バンドサイドが学ぶべきものがあることを痛感。最も大きく橋渡しの可能性あるアイドルは、間違いなくももいろクローバーZ。「実は次の新曲の作詞・作曲、やくしまるなんです」「ガッキ――ン!」、表紙になりました(後々、音がももクロ×やくしまるえつこ/相対性理論、ガチ状態!と来て狂喜乱舞も)。なので特集は、ももクロ。そしてアイドル特集ですが、裏テーマは『超アイドル主義』の"超"にあって(この事は特集内で)、最終的にはバンドサイド(リスナーを含め)への提案です。視野が広がったばかりの自分だからリアリティ持って特集できるなと思って。というか、毎日が発見の連続。バンドに例えれば、おとといはミドリ、きのうはゆら帝、きょうは時雨みたく「これは!」「すげー!」という幸福の季節。未開拓ジャンルとは、こんなにも楽しいものかと久々に。とは言っても、やっかいなくらい音楽硬派な自分なのでアイドルはホント遠かった。奥村チヨの時代から一通りオンタイムで来てはいるんですが。多分これが最後の壁突破だと思います。
 マーキーという雑誌は、相当な頻度で女の子ミュージャン、それもガーリー系が載る。パッツン・ドール系も多い。けれども、正直僕はロリコンの才能が本当に無い(ここ、勘違いされてそうだけど)。なので多分ドルヲタになれない、気質的に。「女の子っていうのは、生き物として"かわいい"もの」とか、純粋に"少女性"っていうフラットなものになってしまってるので。だからBABYMETALとか、「ありんこ?」ってくらい小動物的にかわいいというか楽しいor面白いのだけれど、革新的なまでのやってる事の方にすぐ頭も気持ちも行ってしまう。アイドルを対象にしても、例えば中田(ヤスタカ)くんと出会って「天才かも」と思った瞬間、ガ――ッと行ってしまうようなパターンも変わらない。つまりDDにもなれない。バンドやDJやシンガーと同じくアイドルなら全てOKなわけでもなく。あと、昔プログレで鍛えたせいでコンセプト好きだから「さ学、スゲェー」とか。基本、演者×コンセプターというアイドルの構造上、音とコンセプトが決め手かな、と。あとあと、意外と僕は踊るのが好きなので(それで98年頃ドラムンベース特集とかやった)、振り付けやダンスもポイント(ドロシー、最高!)。もちろん衣装も。全部ひっくるめて、やっぱ"表現"ですよ。ってやってたら、やっぱり自分がいいと思うアイドルは、アイドル界では"サブカル"って呼ばれるものばかりで、「人間やっぱ根本変わんねぇな」と少しヤレヤレ感も(そうやって人間っていうのは、自分を諦めて次に行く為の視野拡大を無意識ゲットするわけですよ)。話が「なんだかな」になったところで、アイドル特集、そろそろ始めます。(MMMatsumoto)

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