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2015年10月 Archive

MARQUEE(マーキー)Vol.111 夢眠ねむ(でんぱ組.inc)連載「まろやかな狂気」 Notes 006.「でんぱの精神、アキバの精神」続き

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月13日 13:12
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でんぱ組.inc・ねむちゃんの連載「まろやかな狂気」の続きです。
今発売中のMARQUEE Vol.111のP57からの続きとなります。

今回は、でんぱ組.inc、そして夢眠ねむの本質・根幹かと。
かなり突っ込んだ内容になっています。

これを僕は誰よりも全てのアイドルさんに読んでほしいと思ってます。
アイドルとは何か?の究極の答えがここにあるからです。
そしてこれを読めば、なぜ唯一、でんぱ組.incだけが超絶地下から代々木2DAYSや海外に行けたか、その謎の半分が解けます。
(もう半分は他の理由があるから)

ここに話されている精神が、その答えです。

本誌のほうでも結構語られていますが、
ここから後半がかなり濃いです。
絶対、読んでください!



ローリングの部屋があって、ガムテープでこっちはステージでこっちは客席だったんですよ。その状況から私は始まってるから、もう客席とステージの違いってガムテープの1本の線だし、メイドとご主人様だって、同じ空間でカウンターっていう境目でご主人様とメイドになってるだけで、本当にお互いの認識だけじゃないですか。それは『コズミックメロンソーダマジックラブ』っていう展示で私が表現したかった事とも同じで、アイドル本人じゃなくて、周りで応援してる人がアイドル本人を構築してるっていうことだったんですね」

――やっぱり出発点が違うと思うんですよ。アイドルの成り立ちとは何かを見る思いがする。

「だからただもらえる側って思ってるファンの人って、本当はそれで正解なんだけど、実は大分あげてるってことも認識してほしいと思う。『もらってばっかと思うなよ』『私達にもくれてるんだぞ』って自覚を。だから、こっちは有り難いんですよ。同時にアイドルも『与えてると思うなよ』って思うんです。多分そこをすごく伝えたい」

――要は謙虚さだと思うんです。アイドル、ファン相互の。その謙虚さ同士で通じる気持ちっていうのが、アイドルカルチャーの神髄だと僕は思ってるんですが。

「そう思う。だから私がTwitterに書いたのが『どっちも傲慢になるな!』なんです。そのステージと客席の線を挟んだお互いが傲慢になっちゃったら、何も成立しないぞって。それはステージじゃないと思うんですよね」

――ねむちゃんがずっと言ってきたことではあるけど。

「いっつも一緒。作品てそういうことだと思うんですよね、私は。いつも言ってる『本質を見よ』っていうところだけ。ちゃんと自分を通った情報を信じろっていう」

――あとはそれを分りやすく人に伝えることが出来るかどうか。タイミングとか、相手の人種とかにもよるかと思うんだけど。

「でも、ファンの方もいろんなタイプの方が結構増えてるし、人種?っていうのもちょこちょこ越え始めてたりはするかなと思うんです。そのためにもやっぱり私達の歌やダンスの強度が落ちちゃうと、伝えるスピードとか範囲は狭まるし。TIFの時は、『これだったんだな』ってスッと溶けていくみたいな感じがして、心が揺れちゃって泣いたんですよ。でも、そうなるくらいの事をやんなきゃなって思うんですよね。私達がどれだけ本質を貫けるかを」

――ねむちゃんは、なぜでんぱだけが地下からブレイクスルーできたと思ってる?

「私は共感が一番大きいと思う。同じ人間だって思わせたことが一番デカイ気がする。みんな芸能人とかアイドルって別の生き物だと思ってるところがあるから、その子達が頑張ってるところも見ないし、もういきなり100点でカワイイっていう状況じゃないとみんな受け入れないと思うんだけど、でんぱ組って例えば100点カワイイけど、60点だなみたいなところとかも結構見せちゃうっていうか、それしか出来ないから。で、"W.W.D"もそうですけど、いろんな気持ちがある中で、それぞれが一番モヤモヤしてたこと、でもこれって例えば親友とか好きな人とかに『実は私こうなんだ』って打ち明ける瞬間のドキドキに似てたんですよ、歌う前って。例えばもう、そんなことないけど、すごい小ちゃいことで言うと『私実は歯ぎしりするんだ寝る時』とか、自分はすっごい気にしてるけど、周りは『私もだよ』みたいなことって、多分アイドルは見せちゃダメだし、でも普通の人間としてもすごく気になってることの拡大というか、濃縮されたところをでんぱ組は体現してる気はしてて」

――僕は、やっぱり謙虚とか正直とかに関係があるような気がする。

「いい意味でも悪い意味でも正直っていうのはあります。だから人間として見られたくないところが出ちゃうから今まで友達も少ないし、独りぼっちだったし、言ったらそっちの方が楽だったからそうしてたのに、無理矢理引っ張り出された結果、やっぱどうしても出来なかったり、"W.W.D II"もケンカしちゃったりとか。でも『ケンカしないんです』って言ってたのって、お互い関わろうとしなかったからケンカしなかっただけで」

――そういう"仲がいい"って言うアイドルさん、多いですよ。

「結局ケンカしちゃうってことは、やっぱ一個外に出ようとしてる、誰もがクラスに馴染もうとして、でもケンカしちゃったみたいな、絶対共感する部分をうちらが現在進行形で悩んでることによって、やっぱみんなが『あ、そうだよね』って相互理解できたからなんじゃないかな」

――僕は今でも"W.W.D"リリース後くらいのZeppDiverでの@JAMイベントを思い出すんですよ。他ヲタ達がね、でんぱに対してサイリウム振る時の感じが、自分の推してるグループだとか、でんぱ組が話題だからとかでもなく、"W.W.D"で自分達が代弁されたような"気持ちの共感"で振ってる気がしたんですよ。熱を感じたから。救われた、認められたっていう。これなんだって本当思った。やっぱね、でんぱが"謙虚な前向きさ"を持ってるからだと思うんですよ。

「でんぱって、全員それぞれ漫画の種類は違うんだけど、有名な漫画の一番人気がある脇役が6人が揃ったみたいなイメージがあるんですよ(笑)。人気投票1位の脇役のグループみたいな感じがする。6人のヒロインを集めましたっていう感じはしない」

――確かに。

「だから、やっぱみんな劣等感はあるんですよ。主人公じゃないって思ってるから。でもそれでも主人公になりたいし。だから、本来脇役である自分をヒロインだって見てくれる人は全力で幸せにしたいですよね。っていうのはすごい感覚として近いかもしれない」

――実際いろんなアイドル取材をして、有名から無名まで現場も行きまくるから本当に分るんだけど、やっぱでんぱ組は違う。ねむちゃんみたいな人は、まあいないですよ。ちょっと語らせてもらいますね。成功する人には共通点があって、チャンスが来たことを察知するのはもちろんのこと、来たチャンスをつかまえに行く力がある人なんですよ。楽屋で他のアイドルさんに声を掛けれないアイドルさんが、どれ程歌やダンスを磨いても限界がある。そこででんぱを見るとね、客が20人ぐらいしかいない時から、もちろん今もそうですけど、現場に強いですよ。この6人が集まると化学反応が起きるような何かすごく強いものがあるんですよね。

「謎の脅威がある(笑)」

――それはディアステージで楽しみながら修行してきたからこそ培われた力だとも思う。いざどこに出て行っても対応力がありますよ。

「でもそれは本当に鍛えましたよ。最初何も出来なかったから。基礎値が違うってことですか?」

――そう。当時から現場に強い人達だなって。6人でステージに立つと、わーってエネルギーが外に出る感じがして。でんぱ組が来ると何か楽しくなる。

「嬉しー! そう言えば最近、1年だけ復活してた完全メイド宣言のラストライヴに行って、もうずーっと号泣してたんですよ。ひとみんがMCで、もう愛されてるから卒業したメイドさんもいっぱい来てて。やっぱり普通の生活のことを社会復帰って言ってた(笑)。でもアキバの子はそういう気持ちでいるんですよね。『アキバに居るっていうのは社会には出てないっていうちょっとした自虐が常にあるから、普通に社会復帰出来た子もいるし、更に世界に羽ばたいて頑張ってくれてる子もいて、私達もすごいそれが誇りです。頑張らなきゃいけないと思います』って言ってくれて。私それですごい泣いて。やっぱり、何かを背負ってるか背負ってないかの違いで、私達は@ほぉ~むcafeっていうお店で働いてたんですけど、@ほぉ~むcafeの看板っていうのを背負ってメイドをやってたんですよ。それはすごくプライドもあるし、他の萌え産業とは違うっていう自覚もあるし。だからすごく丁寧にご奉仕するっていう気持ちで、ご主人様ありきのメイドです、っていう意識をもうずーっと持ってて、アキバっていうのはそういうもの、人と接するのはそういうものっていう、言ったらアキバの精神が萌え産業の精神だと思うんですよ」

――でんぱもそういう精神に根ざしてますよね。

「それは間違いなくて。『お客様は神様です』っていう言葉があるけど、その精神で、メイドをやってるのは全然ごっこ遊びじゃなかったんですよね。ごっこで働いてる子も多分いっぱいいるんですけど、その瞬間は本当に奉仕の気持ちになるから、やっぱりアイドルをやっててもその瞬間は全力でアイドルをやってファンの人を幸せにしなきゃいけない、その為にやってるっていう意識なんですよ。だから意外と『ちやほやされたくて』が出発点じゃない。一番最初の動機は『カワイイって言われたい』かもしれないけど、結構劣等感を持ってて始める子が多いから、『こんな私でも必要としてもらえる』っていうスタートなんですよ。だから『私はカワイくて表に出る人間だ』っていうスタートはあんまないですね、アキバって。多分その下からの気持ち、だから『見つけてくれてありがとうございます』っていう気持ちなんです」

――それを完全メイド宣言を見て再確認したと。

「すごく再確認して。本当に初心に戻りました。私は初めてアキバに行った日に完全メイド宣言のライヴを偶然観れたっていうのがあって。その1~2年後にえいたそに会ってるので。えいたそとメイド喫茶で接客してもらう前の出来事だったから、私の一番デカイ衝撃は完メドなんですよ。だから、『好き』って言っちゃいけないっていう。ご主人様とメイドの関係だから『好き』って言っちゃいけないじゃないですか。アイドルは恋愛禁止とかあるかもしれないけど、それよりもガチガチのことがある中でどんだけ愛情を伝えるかっていうのを、すごく勉強させてもらったんですよね」

――そこが違うのかもね。

「でんぱ組が他の多くのアイドルさん達と違うのは、店舗系だからだと思うんですよ。その中でもディアステージは土っぽい。自分達発信でイベントから何から作って、しっかりした制服が支給されてるわけでもなく、なんとか手作りながらアイドルに見えるようにしてたわけだから。なんか私"魔法少女未満"のことを考えてたんですけど、"魔法少女未満"も魔法少女になれなくて頑張って、自分で衣装を手作りしてリュックに詰めて変身する時に着て、っていう感じなんですよ。でも自分ではその時魔法少女だし。それはなんでなりたいかって言ったら、目の前にいる好きな人に振り向いてほしいとか、何か願いがあるからで。店舗系とか地下アイドルって、その為に変身する作業、要するに私が言ってる"未満"の部分をすごく鍛える期間が長いんですよ。でんぱ組も鍛える時間がすごく長く取れた。と言うか実際は取らざるを得なかったんですけど。今は全然こんな事思わないんですけど、もがちゃんとピンキーが入った時に、『もうちょっとディアステで働いた方がいいんじゃないかな』と私が思ったのも、その理由からなんです。いきなり表に出たら勘違いしちゃったり、このファンの人は何でここにいるんだろうっていう理由も分んないままステージに出るのは、その子達の為になんないんじゃないかって思ったんですよね」

――それ、めっちゃ分かる話ですね。

「チケットを手売りするとかって、お涙頂戴に聞こえたら嫌ですけど、やっぱりいきなり有名プレイガイドで売ってるアイドルと、『うわー、マジ集客ないで~』って頑張って手売りしてるアイドルだったら、手売りしてるアイドルの方がお客さんがなんで来るか、どうやって来てるかが分る。っていうのはすごくあるし、例えばメイド喫茶だったら、ご主人様達が仕事帰りに行くんですよ。だから私達の存在を癒しにしてるのがダイレクトに見える。ただ客席を見るだけじゃなくて、今日はこんな事があって疲れたから来た、今日は会議頑張ったからいつもはお茶だけだけどご飯も食べちゃおうとか、ご褒美にしてくれてるっていうのが、例えば自分がご褒美にケーキ食べるっていうののケーキにちゃんとなれてるかっていうところで多分、精度を上げたいって思えるか思えないかが、その意識とか謙虚さにつながってくると思うんです。私達はその経験が出来てラッキーだっと思う」

――逆に思うのは、ねむちゃんや梨紗ちゃん達って成功例でしょ。アキバってすごい怖い所だとも思ってて。もふくちゃんが以前インタビュー時に言ってたけど、本当に情念が渦巻いてるって。

「怖いっすよ~」

――女の子同士だしね。僕達は少数の成功例の話をしてるけど、ダメになっていく子もいっぱいいると思うんだよ。

「でも、変な結界を張ってると思うんですよ。ご主人様は歳取んないし。8年前とかに会ってたご主人様と道で会っても一緒だし(笑)。これスピリチュアルな話になっちゃうからカットでいいんですけど、本当に歌えなくなった時期があるんですよ私。声が出なくなるとかじゃなくて動けなくなる」

――詳しく聞きたいです。

「ディアステージで働いてる時の事なんですけど、『もう歌えない』ってなって震えちゃうんですよ。秋葉原にいる人って何か欠陥があったりとか、よそで受け入れてもらえない人だから幸せにしたいんです。だからかなり開いた状態でしゃべったり受け入れたりするんですよ。でも自分のキャパを越えちゃうっていう瞬間を何度も見ていて。で、『この人を私は幸せに出来ない』っていう挫折が何度かありました。それがすごく悲しくて。だから、私がキャッキャ歌ったり踊ったりしてるだけじゃ救えない闇なんて、そこら中にいっぱいあるっていう自覚があるんですよ。アキバってやっぱりそういう所でもあるから、いっぱい傷が入ってる人もいれば、本当にいなくなる人もいるんです。いつもどこかでご主人様方、ファンのあの時のみなさんは元気かなっていう心配もすごいするし。それぐらいやっぱり思っちゃうんですよね。仕事じゃん、バイトじゃんって言われたらそれまでなんだけど、そうじゃ済まされない事を目の当たりにしてるから、やっぱり難しいんですよ。本当のメイドって治療に近いし」

――巫女ですよね。アイドルも含めて、本質は。その度数が異様に高いのが秋葉原。その混沌とした養分からエネルギーを吸い上げてポジティヴ変換できているから代々木2Daysをやれちゃうという結果にもなってるんだろうし。世の中から見ればでんぱ組って、本当結構知られてきた存在だけど、やっぱりその子達は秋葉原の子達なんだなって思うんですよね。あの街には原風景がある感じがする。

「あんなに騒がしいのに、ほっとするっていうワケの分からなさが(笑)。ちょっと解放区的なところはある。村や国じゃないけど、あそこでは許される法律がある感じがするし、やっぱみんな別の名前を持てるっていうのが大っきいんですよね。別人格になれるっていうのが。梨紗ちゃんが"W.W.D"の独白でやってましたけど、何かになりたかったって。ピンキーもそれでコスプレやってたりするし、私なんかそもそも夢眠ねむになってるわけですし。完全メイド宣言の話に戻るんですけど、やっぱね、アキバを通ってる人しか分んない粋みたいなのがあって。でんぱ組で放送とか雑誌取材でも『何歳なの?』って聞いてくる人っているんですけど、それってもう今や私達にとっては、お決まりのフレーズだからうまく流せるんですけど、アキバでそんな無粋する人はいないですよ。それ言ったら『この人オタクじゃないな』って対応されます」

――例えば、どんな接客を?

「逆にすっごい丁寧に接客されて、『このパウンドケーキは売り切れです』って言われないで、『上野動物園に帰っちゃいましたー』っていうバキバキの接客をされるんです。この人はアキバを感じに来てる、みたいな。やっぱ私達、意外と外の世界に出れてるんだなって思ったんですよ。アキバで完メドのライヴを観て思ったのは、やっぱその世界の美学っていうのを分ってる人達しかここにはいないから、私達はすごく今まで楽をしてたけど、年齢の話とか言われるからすごい気にしちゃって逆にネタにしてたりするとは言え、こんな事で心を苦しませる生活はしてなかったなって思ったんです。本名とか年齢って、アキバじゃ本当に御法度なのに。それを聞くことがダサイっていう認識がない世界に今自分達はいるから、結構戦ってるなって思います(笑)」

――その流れで、じゃあ締めますね。今日最後の質問です。ねむちゃんは自分がアイドルじゃない? じゃあアイドルはファンの人達から何て言われたら嬉しいんだろう?

「えー、私の場合は、でもちょっと歪んでるかもしれない。私は『今までありがとう』がいいな」

――あ、分る。それは本当に経験積んで来ないと分かんない優しさだよね。

「泣きそうになる」

――自分の役割を全うすると。

「なんかね、私が必要なくなるくらい幸せになってほしい」

――その為に修行積んで来てるわけだからね。でも一抹の送り出す切なさはあるでしょ?

「あります、あります。あるけど、やっぱりそれが一番幸せだと思うから。忘れられて悲しいとかあるのかもしれないけど、やっぱりその人の一番つらい時を救ったんだったら、そうやってお別れするのが一番幸せだなって思います」


MARQUEE(マーキー)Vol.111の読者プレゼントの訂正とお詫び

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月10日 21:47
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MARQUEE(マーキー)Vol.111の読者プレゼントにPiiiiiiiN久保村りずさんのチェキが未掲載でした。
チェキプレゼントはございます。今回のPiiiiiiiNさんのご応募のみ、
アルファベットと番号ではなくメンバー名でお願いします。

PiiiiiiiNさんと関係者の方々、読者のみなさま、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
訂正してお詫び申し上げます


マーキー編集部










MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集ブログ「きみだけLIVE×MARQUEE企画:唯瀬愛結、loop」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 9日 16:37
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今号からmixiさんの新しいコミュニケーションサービス「きみだけLIVE」の合同企画が始まりました。
具体的に言うと、ファン投票によってその上位何名かが誌面(撮影&インタビュー記事)を獲得できるという企画です。

「きみだけLIVE」については、
"アイドルがたった一人の為だけにスカイプを通じて行うライヴ"が有名で、
これは最も多く投票したファンだけが受けれるサービスなわけですが、
今回はファンの方々の応援を、記事という形にしたものです。

今回は2組です。
1位の唯瀬愛結さんと、2位のloopさん。
ともに撮影とインタビューで掲載させていただきました。

唯瀬さんは、作詞も行うシンガーさんです。
ロック系からアニソン系のラインで、そこにアイドルっぽさもあるという方。
これまでの事(かなり赤裸々)、活動のこと、歌詞・曲のこと、様々お話していただき結構濃いかと思うんですが、
個人的には「乃木坂46の最終オーディションまで残って、とあるワケで落ちた」という話がスゴすぎでした。
そのワケは記事を読んでみてください。

loopさんは最初に観たのがいつだったか...
ちょうどグループ一番のダンサー(元・本格派新体操選手)でもある河井玲奈さんが入る間際だったかと。
以前からイベントによく出ているから、かれこれ20~30回は観てます。
ライヴシーンでは安定した人気で、特にここ1年くらいのパフォーマンス力のアップでステージも熱い。

これからしばらく、この企画は続きます。
よろしくお願いします。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集ブログ「吉澤嘉代子」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 9日 15:19
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今回の吉澤さんは、巻末特集5Pです。
前回の洋館を借りての特集撮影が大好評に続き、今回も撮影充実!
ミニアルバムが『秘密公園』。
相変わらずの嘉代子節、略して"カヨメロ"で、音のほうも充実です。

吉澤さんはデビューする前から写真共に充実していて、
ちゃんと世界観が作れているなぁと、いつも思います。
それもこれも吉澤さんの妄想力の賜物ですが、
言葉(歌詞)選びに関してはやばいくらいセンスを感じる。
心の隙間にスッと入ってくるというか。
ありそうでない言葉使いで。
一読するとクスッとするような面白さだけれども、
よくよく考えると怖~かったりとか。
あの、わかったようなわからないような謎々な感じはかなり好きです。
大昔の吉澤さんならきっと秘密基地だったろうけど、今だから秘密公園かな、とも。
独りだったのが、今は誰か、もしくは気心知れた仲間が居る感じがする。
でもやっぱりヒソヒソ話してるところを見ると、根は変わってないんだろうな、とか。
こっそり耳打ちする感じって、
他者が視野に入っている証しだけど、
そこでの物の言い方にはこだわりを感じる。
吉澤さんをイメージする上で、"秘密"はキーワードだと思います。

ということは...
意外と暗号系、女スパイみたいなのも合っているのかも。
女スパイってアナログでレトロで映画の世界な気がするから。
SNS時代にもうきっとスパイはシェア低いだろうし、逆にいいかも。
と、連想させてくれるのが吉澤ワールド、カヨメロです。

短編小説を読む感覚、映画を観る感じで聴いてみてください。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 10/10発売!編集Blog「CLEAR'S」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 6日 23:43
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日本各地に"お掃除ユニットCLEAR'S"増殖!
一体いつの間にこんな事になっていたのだ?
と思っている間にも札幌CLEAR'Sとか出来て、これは際限ないゾと。
現在、東京、名古屋、川越、群馬、熊本、大阪、横浜、千葉、仙台、札幌で各CLEAR'Sが活動中。
千葉のように本当にちっちゃな子達中心のグループもあれば、
東京のようにお姉さんグループもあって様々。
大阪は、この間やっと観れた。
群馬、熊本、仙台、札幌はまだ観れてないです。

CLEAR'Sとの出会いは2011年暮れか2012年頭。
一応今の東京CLEAR'Sの前身だったわけですが、
現総班長・沢辺りおんさんだけが初期メン。
当時、りおんさんは恵比寿マスカッツでよくテレビでも拝見してました。
懐かしいなぁ。
その後、東京CLEAR'Sは大きくメンバーチェンジして、
パフォーマンス力も断然アップして、このお掃除集団全体を牽引している。

今回は、その東京CLEAR'Sから夏奈子さんと軽辺るかさん、
川越CLEAR'Sから伊織あいさんと瀬戸りなさん、
横浜CLEAR'Sからかえでさんとさらさんの計6名での取材となりました。
インタビュアーは南波(一海)氏で、
話が弾み過ぎて脱線したまま終わりましたあ(笑)。
夏奈子さんとか最高に楽しかった。

12/10発売号では、CHEERZ×MARQUEE企画で、
東京CLEAR'Sの大和さゆりさんに単独インタビューをさせていただきます。
その時もよろしくお願いします。




MARQUEE(マーキー)Vol.111 10/10発売!編集Blog「PiiiiiiiN」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 6日 23:23
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7人組、PiiiiiiiN(ピーン)の新連載スタートします!
タイトルは「素っPiiiiiiiN」。

パンク寄りのロックサウンドに、
ストリート感覚あるファッション性の高い衣装、
そして何より美少女揃い。
実年齢よりも大人っぽく見えるから、
ツイッターなんかで時々普段な感じで写っているとドキッとしたりする。
あ、実際は高校生だもんなぁ...と。

現場がどんどん熱くなってきていて、
女性客が多いのも特長。
"かわいい女の子達にはかわいい女の子達が集まる"という方程式そのまま。
男子もイケメン多いです。
全体に現場感が若い。

PiiiiiiiNを結成するメンバーの何人かは結成以前からステージを観ていて、
それこそ原あやのさんはYGAの時代も観てました。
ぼーっとPiiiiiiiNを観ていたら、
ある日「ありぃ???」と思いまして...。

PiiiiiiiNはパンキッシュなイメージがあっても
何かモデルっぽい雰囲気があるのがいいんですよね。
ハーフ女子・菅えみりさんの先天的な?ダンスセンスも注目を!

今回は初回特別編で2ページです。
全員に集まっていただき、撮影と「PiiiiiiiNってどんなグループ?」のテーマでのインタビューを掲載しています。




MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「でんぱ組.inc」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 6日 15:05
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今回のでんぱ記事は、相沢梨紗さん、成瀬暎美さん、藤咲彩音さんのご出演でお送りします。
夢睡ねむさんの連載「まろやかな狂気」を含めて計6ページ!

まずは、りさちゃん・えいちゃん・ピンキーで、
ヨーロッパツアーの振り返りから。
ピンキー初in Europeだったので、超コスのピンキーにもパリコス見て感じたことなど是非聞きたかったので、時間ない中参加お願いしました。

さて振り返りなんですが、でも、そこはでんぱ組.inc、話が超ディープになり、
パリとアキバの"かわいい""萌え"の違いについてとか、ロンドン攻略法とかに発展。
「だから1、2回で攻略出来る国ではないなとは思ったけど、攻略方法はある気がします」と言うりさちゃんが、やけにカッコよかった。

イギリスの音楽目線が批評的なのは、太古の昔からのこと。
アメリカやヨーロッパに比べてもストイックだと思うし。
今までも今も、でんぱ含めアイドルというもの自体は、
ファンを前提に、つまり応援を前提に成り立ってきた部分が大きい。
けど本当は、曲なり、やっている事なりで、
前知識がない人でもいいと思うか、楽しめるかが標準で基準。
それは音楽やアイドルに限らず。

そういう状況で、でんぱ組も曲が聴かれパフォーマンスが観られる状況に来たことについては、僕は大賛成だ。
実力を試す場を用意・獲得できている事自体嬉しいことだし、
そういう面でも対応・表現できるでんぱ組.incでもあってほしいと思うから。
それで3人から表現者としての意見が聞けたのも嬉しかった。

新曲の「あした地球がこなごなになっても」については、
えいちゃんからの聖地巡礼するくらいファンだったという浅野いにお先生への想い、りさちゃんからのこの曲の解説などもあります。

カップリング曲の「アキハバライフ♪」は、MVがBOZO&YGQ監督、作詞作曲編曲がたむらぱん。
こちらも良かったですよね?
昭和、それも30年代頃のモノクロTV画質(風)から始まり、
最後はドローン空撮というローテクからハイテクまで電化の街、そしてでんぱ組.incの心の拠り所・秋葉原を、何も否定・比較せず、ひょうひょうと描く。
そのひょうひょうとしたドキュメントな写りの所々もしくは背後に、
この街に、このカルチャーに、そしてでんぱ組.incやディアステージに対するBOZO氏の愛情を感じるのは、決して僕だけじゃないと思ってます。
いつもちょっと視点がズレていて(本人はそれがノーマルなはず)物事の本質を優しく気づかせてくれるという点で(というか多分本人は当たり前のことを言ってる)、
僕は清 竜人くんに近いものを感じてるんですが、
これはでんぱファンの人達の見解も聞いてみたい。
実はBOZO氏、天才なんじゃないかと。
(ディアステ、天才続きですが)

作者のたむらぱんは、彼女がインディーデビュー直後の2作目頃からずっと取材してきたので、今回の作風は手に取るように理解したつもりです。
楽曲提供と言っても、やっぱりクリエイター気質だし、
同時に田村さんの一歩引く気遣いが、上手く秋葉原とでんぱ組.incを客観的に見せていると思う。
田村さんもコンプレックスをトンチ変換して物事を明るく照らすタイプだけど、
その中にじんわりと切なさも混じるから、でんぱとの相性はいいと思うんですよ。

あと、ドハマリな「とんちんかんちん一体さん」とドストレートカバーの「タッチ」のことも少しお聞きしておきました。
「一体さん」は声や間(ま)が合い過ぎていて、最初からでんぱ固有の曲だったと、僕は信じきってます(笑)。
「タッチ」は、これは...でんぱカラオケというか、カラオケッてスカッ!壮快!みたいな、これってでんぱ組が単にCD上で発散したかっただけという気も(笑)。

この間の「あした地球がこなごなになっても」ニコ生の時もでしたが、
今回のインタビューも、全体にりさちゃん絶好調かと。
(でも爆破はしていない)。




MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「わーすた」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 6日 01:01

今年春、avex内のアイドル専用レーベル iDOL Streetから、
スパガ、チキパ、GEMに続いて結成された わーすた。
東西ストリート生からの選抜5名からなるグループ。
ファンともども「この5人だな」的な納得もあったか、
始まると同時に注目を浴びている。

とは言え、各地在住でもあり、早々活動全開とは行かなかったのが、
実質的にこの夏に本格活動し、多くの人達の目に触れた。

わーすたは思った以上に、歌が強かった。
これが僕個人の感想です。
廣川奈々聖さんと三品瑠香さんというツインヴォーカル体制なんだけど、
この二人の声質・歌の個性が本当に全然違う。

正統派で安定していて確かに歌が上手く心地いいと感じさせる廣川さん。
一方、三品さんの歌は、素な声質で多少気怠く少し不安定感があってそれが味になっている個性派。
この二人が歌い分けると、1曲の幅が広がって、曲がドラマ仕立てに感じられる程。

白状すると、全アイスト・メンバーの中で唯一一度だけ握手会に行ったのが三品さんでした。
それは偶然で。2013年のTIFの時です。
まだNAGOYA Chubuだった頃のこと。
その時は、こうした歌声の持ち主だとも知らずに。

でもアイドルの歌で久しぶりに「おっ!」と思ったのが、三品さんの歌声です。
というのは、これは70年代洋楽によくあったパターンなんですが、
その人の癖か音感で、微妙に部分的に音が外れる or もしくは半意図的に外しているパターンに近いもの感じて、
その外れたニュアンスが個性になっている最近では珍しい例だなと思っているわけです。
(70's古典ロックで言うと、LED ZEPPELINのロバート・プラントとかBLACK SABBATHのオジー・オズボーンとか)

それよりも80年代アイドルの本田美奈子さんの歌に少し似ているかも。
ぜひ三品さんの歌う「1986年のマリリン」が聴いてみたい!
高音の音域ギリギリのラインを勢いで歌うとグッと人を引き込める気がする。
フレッシュなセクシーニュアンスを出せる貴重なヴォーカリストでもあると思うから。

それとわーすたにはグループ全体からすごく"今"の感覚を感じる。
それはフランクさ。素な感じというか。SNSや自撮りがふつうで育ってきた感覚というか。
なかなか上手く言えなくて申し訳ないんですが、
歌もダンスも変に教育されていなくて、つまり型にはめられてなくて、というか無自覚に鵜呑みしていないことから来る自由さを感じる。
まだカタチが定まっていないとも言えるかもしれないけど、
少なくとも個性には感じられるから。
ということで、かなり期待してます。

今回は、廣川奈々聖さん、松田美里さん、三品瑠香さんでの掲載になります。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「Kiss Bee」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 6日 00:26
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TV番組「アイドルお宝くじ」への出演や、"踊ってみた"「本能寺の変」(たった3か月間で再生回数約290万回)なんかもあって知られつつあるKiss Bee。
小誌が取り組み始めて、もうじき1年になります。

去年新宿ReNYの特典会で、ひなちょす(鷹野日南さん)がおずおずとフライヤーを手渡してくれたのが、事の始まりでした。
でも、ここまでだと現場では日常茶飯事。
フライヤーをもらったから記事になったわけじゃない。
その後、ハニスカを観にアキバアリーナへ行った際、
会場に置かれていたCharm UP Girlsの小冊子を手に取った時、
そこからが具体的な始まり始まり。
(Charm UP GirlsはKiss Bee運営が作っている小冊子)

職業上、手にしてすぐその紙質の良さに気づき、
写真やデザインにもセンスを感じた。
おおよそ地下とは場違いなそのクオリティに、このグループにはヴィジョンがあるなと感じたわけです。
「そう言えば、このグループはReNYのあの時の」と思い出したと。
そして、このもの作り感性なら大丈夫だなと。
メンバー達はまだ中学~高校生でかわいい子達ばかり、というのは既に確認済みだったこともあって。
それで、こちらからKiss Beeの事務所を尋ね、
MARQUEEがアイドルに描いている事や方向性と、
Kiss Bee運営サイドのそれとがほぼ一致したことから話は進み今に至っています。

正直、歌もダンスもまだまだだと思う。
けど、アイドルは何よりもキャスト。
まず、そこがOK。清楚なイメージを抱けて、透明感を感じられる。
ましてやKiss Beeは読者モデルからの選抜で、
夢みるアドレセンスや乃木坂46などを理想アイドル像とするのだから、
そもそもが歌やダンスの技を極める方向性にない。

と言いつつ、清楚に見えてよく喋るし活発だったり、
ひなちゃんやみさきちゃんら何人かはダンス経験者だったりもして、特にひなちゃんは踊れるし歌える。

あともう一つは、プロデューサーの先を見る眼力を含めた手腕。
アイドルは本人達がOKで運営がダメな場合が一番キツイ。
経験値の高いヲタが運営のダメさに業を煮やすあのパターンは、ハッキリ言って結構多いから。
ということで、確かに未知数ではあるけど、様々条件は揃っている。

今回は次回に備え、Kiss Beeのメンバー達から4名をキャスティングさせていただき、
人物像を掘り下げました。
魅惑の写真とともに。
不動のリーダーにしてセンターの鷹野日南さん、
つい何か月か前に3期生として加入した時から既に光っていた谷藤海咲さん、
最年長だけど、いい意味でどこかふわふわして癒しの中山星香さん、
特にステージ上でとびっきりチャーミングな太田和さくらさん。
Kiss Beeの最前を張るメンバーの中の4人です。
お嬢さん気質だけど元気なのがKiss Beeのいいところ。

新曲も既に用意され、10月からは初の全国ツアーも始まっている。
12月にはディファ有明でのワンマンも控えている。
みさきちゃんが加わり、メンバーも揃ったところで、いよいよ外へ出て行こうとしているKiss Beeに更に注目したいと思ってます。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「乙女新党」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 5日 18:32
ブログ乙女1509163401.jpg

TIF朝のENJOY STUDIAMで初披露された6人編成の乙女新党。
あれから約1年、その後の6人もキラッキラのまま。
あの朝、先行き不安もあった乙女新党はみごと生まれ変わっていた。

そんなキラキラな6人を毎回1名ずつ紹介していこうと始まった連載「乙女新党のプライベート政見放送 MARQUEE版」もちょうど1年目。
今回は緒方真優さん。
アイドル好きが爆発してます。
ばってん少女隊、わーすた等にも注目とのこと。目利きレベル!

清 竜人作による新曲「ツチノコっていると思う...?♡」のタイミングで遂に裏表紙大特集です。
今回はポップな部屋でカラフルにかわいく全員でソロで写真を撮りました。
ソロはお一人1ページずつです。

新曲もさすが竜人作で、今までの乙女新党にないファンタジーに仕上がってます。
タイトルが「ツチノコ」なのも、さすが竜人氏。
でんぱの時もでしたが、アイドルに楽曲提供するにしても、個性はにじみ出てしまう。
曲や歌詞で、今そのアイドルに何が必要かを、こうすれば可能性を開くのでは?を、
まさにサウンドプロデュースしていて、
さすが清 竜人25を構想実践する鬼才振りはここでも。

で、撮影がにぎやかで、にぎ賑やかで...
「絶対ベッドで、ベッドで」と言うので、
ベッドで撮ってみたらいい感じだったので、それは中ページでドーンと使いました。
撮影の合間に何やら2~3人であちこちで即興劇をやり始めて、
その模様は多分この号が発売される10/10頃に、
ツイッターなのかホームページなのかインスタグラムなのか、
乙女新党サイドのどこかで動画としてアップされるかもしれません。

今年後半も来年もこの調子で行くんだろうなぁ、行ってほしいなぁ。
いや、行くでしょ!来年でしょ!乙女新党。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「乃木坂46・秋元真夏&高山一実」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 5日 18:05
ブログ秋元1509214357.jpg

ブログ高山1509214301.jpg

今年2015年、アイドル/ガールズグループで断トツの勢いなのが乃木坂46。
6人ものファッション誌専属モデル起用、初主演ドラマ、神宮球場ワンマン2DAYSも完売など、
ひたすら話題も尽きず、しかも驚かされる事多々。
高競争率の末に選抜された妹分、欅坂46も遂にスタート。
乃木坂は今年はいよいよ紅白かというそんな流れの中、
13枚目の最新シングル(10/28リリース)が、
「あの花」メインスタッフ達によるアニメ「心が叫びたがっているんだ。」の主題歌。
それを白石麻衣と西野七瀬からなる初の、まさに鉄壁のWセンター体制で挑む。

夏の主演ドラマ「初森ベマーズ」と連動した前シングル「太陽ノック」から更に加速して、
いよいよ今年のラストスパートが始まった感がある。

その渦中の選抜メンバー達にお話を聞いても、
正直、次々と来る目の前の事に集中するだけで精一杯らしく、
全体がどう流れているかなどの視点は持ちづらいようだ。
今回、実はその客観的な内部意見を求めこのお二人をキャスティングした面もあったんですが、
それでも状況をお話しいただけただけでも良かったと思っています。

それよりも今回は、世の中的に「アイドル」それも保守イメージの強い乃木坂ながら、
実はやっている内容が、7時間半ライヴやって6人の専属モデルがいて週間60万枚越えといったどこのアイドル/ガールズグループもやれていないまさに前人未到な事の連続で、
まったく「アイドルらしくない」グループでもあるのが乃木坂。
そんな異色グループだからアイドル指向のメンバーは数少ない。
ということで今回は、アイドル指向のお二人、秋元真夏さんと高山一実さんをキャスティングさせていただきました。
題して「かわいいは正義」乃木坂編。

しかもこのお二人、選抜メンバーにあってオアシスのような存在かと思ってます。
笑いを取れるというか多分場を和ませる存在。
グループというのは点を取りにいく人も絶対必要ですが、
中に居てムードを維持する人も絶対不可欠だと思うんですよ。
このお二人は、渦中の乃木坂にあって重要な役割を果たしてもいると思い、
今回お話を聞いてみたいと思いました。
その主軸テーマが「アイドルとは?」でした。

お二人それぞれの理想のアイドル像もたっぷりお聞き出来たかと思います。
1万字くらいのロングインタビューとなっています。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「GEM」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 5日 16:39
ブログ GEM150831_15147.jpg

GEMは始まった頃から観ていて、
次を牽引する新世代グループの一つという認識も持ってたから、
今回ようやく記事実現できてホント嬉しいです。

歌にダンスにアイドル要素にと3拍子揃ってのグループ。
ステージでのカッコよさと話した時なんかの「てへへ」な感じとのギャップも強力で、
それもまた魅力につながっているかと。

そう、それでGEMに関しての個人的なポイントは、
初披露の時「お客さんが固まったあの時、GEMはダメだと思いましたね」とまでご本人達がインタビューで言っている"Do You Believe?"でした。
あれを初めて聴いた時は、ちょっとビックリした。
なぜって、開かれているから。
オープンに自分を放つようにしないと歌や曲として成立しないそもそものカタチをしてたから。
「こんなフリーな曲をアイドルに属してるグループが歌うんだ」と。
そもそもが「どう踊る、どう歌う」→「なぜ踊るのか、歌うってどういうこと?」という根幹に触れまくっている。
だから型破りだと思ったし、
比較的近いR & B 系の世界でも、
このおおらかさを歌うには、ほぼ人間力と言うに等しい相当な自信がないと、そう感じた曲です。
分かりやすく例えると、ドリカムとかAIさんらが歌うようなタイプの曲。
今はこの曲を観るのが僕のGEMの一つの楽しみでもあります。

この曲を乗り越えて(消化して)今のGEMは在るわけだからスケールも増している。
インタビューで「今のGEMに何が必要か」に対しての回答も的確で。
このままスケールアップすると同時にいろんな歌を歌って、
それと同時に色つやも自然と出てくるだろうし、
そうなれば自然と状況も変わっていることだと思います。

GEMって色艶かなぁ、と僕は思うんですが。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「乃木坂46・川後陽菜×斉藤優里」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 5日 15:34
ブログ川後1509152972.jpg

大好評、乃木坂46・川後陽菜さんの連載、
「川後Pの魔法でプロデュース☆彡」2年目に突入!

川後さんが毎回1名の乃木坂メンバーをキャスティング&構想し、
乃木坂メンバーの新たな一面をプロデュースするという連載企画です。
今回は川後さんとは"てぃすてぃすコンビ"として知られる仲良し、斉藤優里さんをプロデュース。
計8ページでの展開です。

今回のテーマはズバリ、ハロウィーン。
衣装面で、優里さんからの希望も一部取り入れての展開とのこと。
今回も川後さんからのイメージは明快でした。

「洋館でハロウィンの夜に霊達が出て来て晩餐してる」
これに毎回のとおり複数のイメージ画像が付けられてきて。

この設定で、衣装に新田アキさん、プロップに遠藤歩さん、ヘアメイクに宇藤梨沙さん、そしてカメラを藤城貴則くんといういつもの撮影スタッフで構築。
特に遠藤さんが相変わらず爆発してます。

それでレースのうさ耳をひっくり返してお面にしたあたりから、
雰囲気がハロウィンからグッと大人っぽくなって「PLAYBOY?」という世界観に。
おどろおどろしいに加えてあやしくなりました。
今までの乃木坂46にはあまり無かった世界かと。
ゲラの段階で「約半分の写真が覆面だぞ」「いいのか!?」と自分ツッコミしながら、いや世界観はバッチリかと。

トークがまたまたおもしろかった。
今回なぜ優里さんをキャスティングしたかの理由や(なんかそのやり取りがツンで)、
実は川後さんが、めっちゃ地図読めて初めての所でも方向が分かるとか、
意外な発見もありました。
優里さんと今度また出かけるならどこへ行きたいですか?の回答が、
やっぱりグロくて多少やれやれ感もありつつ(笑)、
趣味趣向が一貫しているなぁと。

洋服一つにしても単に型や色が好きなだけじゃなく、
世界観があるからその型や色に至っているという感性の在り方、
それが川後さんを専属モデルにしたことも間違いない。
イメージとか雰囲気というものは目には見えないものだから、ついつい軽視されがちだけど、
そこに創作というものの正体はあるわけで、
新しい何かを生み出す泉のようなものだとも思います。
各メンバーそれぞれに色は違うけれど、このタイプの人が乃木坂には圧倒的に多いです。
乃木坂46の誇るべき感性だとも思うんですよね。


霊達もゴハン一緒にできましたかね?

必見必読ということで、よろしくお願いします。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「Stereo Tokyo」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 4日 04:02
ブログst.jpg

ある日、Stereo TokyoがEDMになっていてビックリ。
僕が知ったのは、ほんのTIF前。
去年とか今年頭とかライヴ観てた時は、
全然保守的なかわいい感じのアイドルものだった。
というか最初、同じグループなのか疑問でした。
ただ、ちはなさんは覚えていたので、メンバーチェンジして音も変わったのかな、とも思ってました。

という始まり始まりなんですが、
これがまたまったく一切完ペキ微塵もアイドル変換されることなく純度120%全面EDM。
まったく音楽的に遜色なくEDMです。
よくある"EDMを取り入れました"的なものとは別物。
今のBABYMETALがメタルなのと同じくらいのレベルでEDM、いやそれ以上の純度かも。

それで、絶対に記事に、しかも可能な限り特集で、と思った理由はこれです。


STEREO_JAPAN_1stEP_Anthem紙資料-7.jpg

これはSTEREO JAPANのプロデューサー水江氏が作成した「Anthem」リリース時の紙資料のごく一部。
実際、実現したわけでもないのですが、
これを見て確信犯であることを最終確認した僕は、
ゼゼゼゼッタイ今すぐ取り上げないと、と思ったわけです、
でんぱやベビメタの時とまったく同じ気持ちに駆り立てられて。
正直読んでてワクワクでした。
もう自由しか感じなかったので。
この発想の飛躍、楽しむ気持ちが今必要とも思ったし。

Stereo Tokyoについては、ヤバイのキタコレです。
今回の特集のサブタイトルそのままです。

「さすがイビサ発祥!現クラブミュージック究極の享楽"EDM"そのハッピーアッパーを抽出し、さらに"アイドル"ならではの元気明るいハッピーのみを抽出。この相性の良さで掛け算式に化合。途端にアイドル現場もフロア炸裂状態へ、光り物多数、浮輪やニセ札も飛び交う。メタルだったかEDMだったかの違いしかないジャパンカルチャーの発明。それがSTEREO JAPAN(Stereo Tokyo、Stereo Osaka)!!!!!!メタルは音楽特性上、完成度を求め高みに向かうが、EDMは裾野を際限なく広げあらゆる者を巻き込み、どこからが観客か境すら消滅させる。だからSTEREO JAPAN完全にヤバイ」

とにかく、今すぐ現場に行ってください。
あらゆる事がすぐわかるので。
これは体験して倍楽しいタイプのアイドルです。

BABYMETALと同じ構造です。
メタルだったかEDMだったかの違いと、
メタル、EDMの各音楽特性とその特性ゆえに形作られる現場環境やファン等の違いだけ。
両者共通するのは「かわいい」つまり「アイドル」の存在。
ベビメタだって、ちっちゃなかわいい女の子だったから世界を転覆させたわけで、
Stereo Tokyoだってガタガチに踊れるお姉ちゃんだったらただのEDM。
ギャップの美学が最大級に働いてるわけです、レディ・ガガが驚嘆するくらいに。
「ふやけた」「端数」「いい加減」という価値がどの程度分かるかが、EDM対応できるかどうかに関係してますが、
とりあえずアイドルの元気明るいと区別つかないまま場に音に身を投じるのが、
EDM苦手な人達には得策かと。
「かわいいは正義」で全て乗り越えれるくらい世界は進歩した。

記事項目は次のとおりです。
*Stereoポーズ撮り下ろし写真 2P
*Stereo Tokyo全員インタビュー 2P「Stereo Tokyoからパーティーピーポーへ」
*勝手に"推しメン"インタビュー:八木来未
*水江Pインタビュー:Stereo Tokyoの着想・構造に迫る

もう一度言っときます。すぐ現場行ってください、マジで。
(でんぱの時も当時ホントもう何度も吠え続けてたんですけどね)
よろしくお願いします。





MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「チームしゃちほこ」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 3日 20:18
ブログMARQUEE_Vol.111_H1.jpg

今回の表紙&第一特集は、チームしゃちほこ。
これまで裏表紙や巻頭特集(本を開いた最初の所)で
何回か特集させていただいたしゃちが、遂に表紙です。

今アイドル界で、エビ中、でんぱと並んで
立ち位置と音楽的内容を考え合わせて一番先鋭なグループです。
いや、インディーでなら斬新な人達、いるんです。
でも、それは背負うものがまだ少ないゆえの自由さ。
しゃちの何がすごいかって、
斬新な事をふざけてやれてる、そう「やれてる」のがスゴイ!
ふつう、武道館や幕張を埋めるクラスで、
エビ中やでんぱ組.inc等を除けば、これは「やれない」。

撮影しててもインタビューしててもそうです。
かわいいだけじゃない。かわいくて自由。
ここも、さすがスタダ!
この、"自由にかわいい"ってなかなか無いです、取材してても。

17Pに渡る特集は、チームしゃちほこのチーム感を多面的に構成しました。
総文:『いいじゃないか』チームしゃちほこ『ええじゃないか』
全員インタビュー:いつだってどこだってなにだっていいじゃないかええじゃないか
a nice pair ペアトーク
:秋本帆華&大黒柚姫 お題「しゃちの得意、実は不得意」
:咲良菜緒&坂本遥奈 お題「チームしゃちほこの"チーム"を紹介してください」
:安藤ゆず&伊藤千由季 お題「しゃちの、この曲、このMV、このライヴシーン」
チームしゃちほこ ディスコグラフィー

ペアトーク、特に笑えます。
というか、お題「チーム紹介」のところで
初公開されるプロデューサーさんやコレオグラファーさん達の逸話が、もはやバラしに近い(笑)。
でも、なぜしゃちが自由でいれるのかが、すっごいわかると思います。

今回のヴィジュアルページは、
以前小誌でもSEKAI NO OWARI巻末特集の時にご一緒した萩原慶氏が、イラストを描き下ろし、
撮影もイラストを想定しながら、ほぼ連写で回しました。
写真とイラストをマッチングさせて軽くストーリー仕立てに。
絵本みたいな感じの仕上がりになっています。



MARQUEE(マーキー)Vol.111 10/10発売!のお知らせ

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 3日 19:52
ブログMARQUEE_Vol.111_H1.jpg

ブログMARQUEE_Vol.111_H4 - コピー.jpg

MARQUEE(マーキー)Vol.111、刷り上がりましたー。
10月10日発売です。
ごく一部早いお店では10/9夕方に、
地域によっては10/13(連休明け)に、店着するかと。

今回は表紙&第一特集がチームしゃちほこ(17P)
裏表紙&第二特集が乙女新党(11P)です。

巻頭特集がKiss Bee(8P)、巻末特集が吉澤嘉代子(5P)。
その他、乃木坂46(16P)、でんぱ組.inc(6P)、Stereo Tokyo(6P)の特集もあります。

去年春以降の第三期アイドルブームについては、
再三言ってきたつもりですが、
その流れがいよいよ本格化してきました。
今年結成のグループも多いですが、
この夏を使って各社がイチオシグループを本格稼働させて、
その実力を見せつけたことは大きいと思います。
要するにハッキリと目に見える事として、認知され始めたことが。
原駅ステージA(仮)やわーすたやこぶしファクトリーなど、どう考えたってレベル高い。
2015年の夏は、新世代が台頭した瞬間として記録されそう。

気が早いですが、次号12/10発売号では、
この流れの今最もヤバイ動きを総特集します。
それは結果として2016年に向ける特集にもなっているかと。

今号ともども、よろしくお願いします。



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