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MARQUEE Vol.81 裏話:tbg

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2010年10月14日 04:58
  • MMM
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もちろんtbgとは、the brilliant greenのこと。

久しぶり、本当に久しぶりのトミーさん取材でした。
と言っても、前回から空くこと約1年半、
なんだけど、何か随分時間が経っている気がして。
変化の激しい1年半だったからか...

tbgもレーベル移籍に松井くんの脱退と激変事項があったわけで。
以前のデフスター時代はリリースも頻繁で、毎回取材してたし、
「じゃあ、今回はこれでー」みたいな、定食というか日課というか、
そんな気がしてたからかも。

久しぶりにお会いしたトミーさんは全然変わってなくて、
話しだしたらもっと全然変わってなくて(笑)、
所々結構カットしながらライターの青木 優さんにまとめていただきました。

で、この青木さんがまたtbg歴、生きた化石級に古くて、
大ヒット以前の2枚の最初期シングルの頃からずっと取材(相当うらやま~。
そのワケは当時のPVのトミーさんを見れば一目瞭然!)続けてて、
トミーさんとラジオもやってたこともあるっていうtbgプロなわけです。
そこに少し乱入させてもらったら、話が飛ぶ飛ぶ。
ハッキリ言って僕は、そういう時のトミーさんトークが最高に楽しい。
話、どこで終わるんだろう?(笑)っていうよもやまな感じが。

今回、裏表紙を含め撮影は、TIMさん。
トミーさんの英語指導役にして今回もこれまでも各PVで登場している、あのスキンヘッドの方です。
この時期、取材バッティング渦中だったため、
僕は珍しく撮影に立ち会えなかったけど、
ナチュラル・ガーリーに撮れてて感心です。
さすが気心知れたカメラマンさんとのセッション。
これまでも何回も撮影させてもらったけど、
少なくともマーキーでは、こうした素な表情でのトミーさんはレアです。

トミーさんは撮影OKな時期とNGの時期があって、
その区分けがよく分からないんですが(ご本人のモード次第?)、
でもまあtbgは割とラフな感じが多くて、ほぼ撮影OK。
でも、フェブラリー/ヘヴンリーは、OK/NGはその時々。
というのも、フェブラリー/ヘヴンリーはハッキリした世界観が、
スタイリングやメイクにまで現れているわけで、
例えば、以前トミーさん自身もインタビューで話してたように、
女性誌なんかだと、その雑誌のカラーがあるから、
ViVi風にとかSWEET風にとかKERA風にとか当然モードチェンジも必要。
となるとスタイリングやメイク、時には小物、そして色合いまでもが表現のフェブラリー/ヘヴンリーは、そこに見合わないことがあるわけです。
当然、葛藤。

あと、こういう場合もある。
というのは完璧に作り込まれたアーティスト写真、特にトミー自身のディレクションによる場合、それ以上の物が作れない、それで撮影のしようがないということも。
理想図が彼女の中で完成されているわけだから。
作品やご本人との会話等から読み取っていくと必然的にその完成図に近くなっていって、
そうなると越えられないわけです。
だからと言って、こっちの自由にやってフェブラリー/ヘヴンリーという表現域を出ては本末転倒。それは明らかに違う。
そうなると、薄まった物しか得れない。それは避けたかったし。

フェブラリー/ヘヴンリーは特殊。
やるなら本体を動かさず、活かす形で設定ごとストーリーで巻き込まないと。
そうなると相当、事は大掛かり。ほとんどPV作れそうってくらい。

フェブラリー/ヘヴンリーは特に揺るぎないものがある。


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