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MARQUEE Vol.107 編集Blog:CAPSULE

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年2月 6日 18:14
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ひさしぶりの中田くんでした。

今回のCAPSULE『WAVE RUNNER』は、抜けが良くて、その意味でポップ。
とても聴きやすいと思います。
と言うのも、前作で"聴き用"の音作りを極め、
今回は"踊る用"に180度振り切ったから。
フェス経験が大きく作用しているとのことです。
もともとクラブ発祥だし、
フロアでの"鳴り"を前提として作られてきたCAPSULEサウンドだから、
全然踊れるんだけど、
今回は何かフロアという室内よりも、
外というイメージなんですよ。
開放感を感じさせるから"外"のイメージなのかも。
そして最初は全曲、こしじまさんのヴォーカル入り曲だったとのことで、
ベースがそういう作りをしていたからポップなのかも。
要するに、そうしたポップナンバー、歌メロをベースに、
そこからリミックスしていってダンスチューンになっていった、
という経緯があるとのことです。

中田くんは今も、可能なら前作のような、
スピーカーの前でしっかり音を聴いてほしいと思っている人で、
もっとサウンドクリエイターに注目する音楽の聴き方をしてほしい、
と思っている人だけど、
そこに至るにも、まず多くのリスナーに、
こういう音楽・聴き方があることを知ってもらわなければ、
というところから今回の作風になり、
また、通常時刻でのCAPSULEライヴツアーも行うということです。
この辺りの彼の意図は、知っておいてほしいなと思ってます。

世の中的に中田ヤスタカと言えば、
Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅの作家だし、
その認識・認知で全然いいと思うんだけど、
今も彼の本道は、音楽実験工房とも言えるこのCAPSULE。
今回のタイミングで、普段クラブサウンドに縁がない人達へも届いてほしいなと思ってます。




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