Home > MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:でんぱ組.inc ライヴレポ

MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:でんぱ組.inc ライヴレポ

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年4月 8日 20:55
P65_1 - コピー.jpg
photo/チェリーマン

代々木第一体育館2DAYS『でんぱーりーナイト de パーリー』、
からの『WWD大冒険 TOUR 2015』を計4日間ライヴレポです。

でんぱは現在もこのツアー中で最終が5/6のTOKYO DOME CITY、
なのでネタバレ防止の為、一部レポ詳細とセットリストを省略しての掲載ですが、
それでも書き始めると止まらないのがでんぱ組。
なんだろうなぁ、でんぱって書くことがいっぱい浮かんでくる。

代々木2DAYSに関しては、直後の「でんぱニコ生」に出演させていただき、
そこでも話させていただきました。
僕はあれを"代々木ライヴ実験"だったと思ってます。
"Dear☆Stageへようこそ"コンセプトを組み込んだほぼベスト盤状態の武道館公演とは違って、
アルバム『WWDD』を三次元展開した結構なコンセプト仕立てで、
本人達もスタッフ達も「挑んだ」感じが強かったはず。
初日の未完成な、それこそ試行錯誤は、ライヴ(生)そのもので、
でんぱは代々木をやれるようになった今でも"生きている"というか、
世の中の評価に甘えることなく、自分達のことを進めている、
そう強く感じて初日はある意味非常に貴重な瞬間だったなと思う。
というのも2日目は、曲順を変更したりして、もう仕上げられていたから。
だから断然完成度からしても2日目。

だけれども僕は今でも初日の「もしかしたら失敗をしたのではないか」とさえ思えたあの生そのものでしかない現場の切迫感も忘れられない。
全然安全じゃない、トライの瞬間を見続けていたような気がして。
音楽畑で生きてきたから、そういうドキドキ感ハラハラ感には価値を見出だすんですよね。
「このバンドは失敗をしようが体裁にとらわれずその瞬間を紡ぎ出そうとしている」という価値を。
まるで細胞分裂が急加速してエネルギーを発しているようなその熱量のほうが大切と思っているし、これがあっての完成度じゃなきゃ説得力を持たないとも思ってるので。

そういう代々木での実験でした。
そして修正・再構成されてのツアーが始まったのが2/27。
ツアー初日&ねむ凱旋公演で古参も集まり、
まるで2012年夏前頃"キラキラチューン"直前頃のようで、
懐かしさと感動で個人的に楽しかった。
あの頃までに至るディアメン達とメンバー達の理想的な関係は、
僕が知っているアイドルとファンの関係の理想形だし、
あれ以上のカタチは無いと思っているから。
それを感じられたライヴだった。

あと、新曲"FD2~レゾンデートル大冒険~"の振付けはヤバイ!
「ダンスは身体の思想」と言わんばかりのYumiko先生らしい、そしてでんぱ組.incらしい振付けで。
これはライヴでのお楽しみに。




Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://www.marquee-mag.com/mt/mt-tb.cgi/220
Listed below are links to weblogs that reference
MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:でんぱ組.inc ライヴレポ from MARQUEE Blog

Home > MARQUEE(マーキー)Vol.108 編集Blog:でんぱ組.inc ライヴレポ

Search
Feeds
Tag Cloud
Links

Return to page top