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MARQUEE(マーキー)Vol.109 編集Blog:Chu-Z

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年6月 7日 21:39
Chu-Z.jpg

今回のChu-Zさんは撮影&ちょっと長めのインタビューで。
前作「花のアーチ/Brand Boy」がオリコンウィークリー5位を記録!
ファンと共に本当に頑張ったんだなぁと思う。

最新シングルは7月1日リリース。
タイトルが「Tell me why 生まれて来た意味を知りたい」。
そして作者がなんとつんく♂氏!
術後これが初の詞作曲になるという話題もさることながら、
タイトルも歌詞も意味深だ。
そこには多分つんく♂氏自身の今の気持ちと、
遅咲きであるChu-Zの今の気持ちが重ねられているだろうことが読み取れるから。

楽曲提供するに当たって、
つんく♂氏はChu-Zメンバー全員に個別面談したとのことで、
そのユーモア溢れる質疑応答も一部掲載してます。

僕がChu-Zに出会ったのは、確か2013年のキネマ倶楽部。
その時やっていた"GIRLS ON THE RUN"が決め手でした。
今思えば、ちょうどやり始めた頃だったかと。

Chu-Zに関連して全然話変えますが、
なぜHKT48は爆発的に売れないのか、です。
可愛い子揃いで、指原さんという強力なリーダーもいるのに。
その答えは簡単で、若すぎるから。

アイドルの世界にいると、つい10代を良しとしがち。
ところがマスの世界、世の中の常識というのは、
いっぱしの人間、ステージに立つのなら一芸出来て当然、個性が重要視される。
この事をついつい忘れがち。
音楽ファンや、アイドルに詳しくない一般の人達こそ、この考え方は揺るぎない。

女優に置き換えて極論すると、
海外、特にヨーロッパだと"女優=30代から"は大昔からほぼ前提条件で、
まず子供自体が存在を認められていない。
(そういう文化。だから若者=反逆のイメージともなり、モッズなりパンクなり昔からムーヴメントになりがち)。
もちろん個性その人らしさがまず先にあってからの顔やスタイル。
その人の年輪つまり内面の表れが顔、という考え方。

HKTが今一つ爆発的じゃない理由は多分ここにある。
やはり若すぎるのだ。
これは、いい悪いの話じゃない。
アイドルがダメという話でもない。
世の中大多数というのは、つまり経験値を貴び、
それはアイドルファンの常識とは真逆だということ。
ただ、それだけのこと。
逆を言えば、アイドルこそ日本固有発信のカルチャーであるとも言い切れる。

そこでChu-Z。
実は遅咲きであることが有利に働く可能性があって、
その舞台は最初からアイドル界隈よりも音楽層や一般層なのでは?
という印象を初めて観た時から感じてました。
"GIRLS ON THE RUN"を聴いた時も、
この応援の感じは同性に響くと強く思いました。

自分達のことを不器用と言う彼女達は、ある意味正解かとも思ってます。
つんく♂氏がChu-Zのことを例えて「虎さん」と言っているのは、
この不器用さと同義かと。
クールでもあるけど、人や情がにじみ出ているところが。
そこにチャンスがあると僕も思う。
メンバー自身も、いい意味で諦めている部分があって、
それは「特別じゃない自分達が成功の道を辿ったほうが人に伝わる」、
という迷いのなさに繋がっていて、
同時に僕はそのストレートさが"GIRLS ON THE RUN"のまっすぐさに重なる。
あの直球感は一般層でこそ響く気がする。
だからChu-Zには逆に大きなチャンスがある気がしてます。
それにカッコイイ・クールな印象の中にカワイイ感じがある、
というChu-Zの絶妙のバランス感も、ありそうで意外と無いです。

と言いつつ、まだ20代も前半。
ミュージシャンやアーティストの尺度で言えば、
「わっかいな~」と言われる年齢。
つくづくアイドルは特殊な世界なんだなと客観的に見て思います。


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