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MARQUEE(マーキー)Vol.111 編集Blog「わーすた」

  • Posted by: MMMatsumoto
  • 2015年10月 6日 01:01

今年春、avex内のアイドル専用レーベル iDOL Streetから、
スパガ、チキパ、GEMに続いて結成された わーすた。
東西ストリート生からの選抜5名からなるグループ。
ファンともども「この5人だな」的な納得もあったか、
始まると同時に注目を浴びている。

とは言え、各地在住でもあり、早々活動全開とは行かなかったのが、
実質的にこの夏に本格活動し、多くの人達の目に触れた。

わーすたは思った以上に、歌が強かった。
これが僕個人の感想です。
廣川奈々聖さんと三品瑠香さんというツインヴォーカル体制なんだけど、
この二人の声質・歌の個性が本当に全然違う。

正統派で安定していて確かに歌が上手く心地いいと感じさせる廣川さん。
一方、三品さんの歌は、素な声質で多少気怠く少し不安定感があってそれが味になっている個性派。
この二人が歌い分けると、1曲の幅が広がって、曲がドラマ仕立てに感じられる程。

白状すると、全アイスト・メンバーの中で唯一一度だけ握手会に行ったのが三品さんでした。
それは偶然で。2013年のTIFの時です。
まだNAGOYA Chubuだった頃のこと。
その時は、こうした歌声の持ち主だとも知らずに。

でもアイドルの歌で久しぶりに「おっ!」と思ったのが、三品さんの歌声です。
というのは、これは70年代洋楽によくあったパターンなんですが、
その人の癖か音感で、微妙に部分的に音が外れる or もしくは半意図的に外しているパターンに近いもの感じて、
その外れたニュアンスが個性になっている最近では珍しい例だなと思っているわけです。
(70's古典ロックで言うと、LED ZEPPELINのロバート・プラントとかBLACK SABBATHのオジー・オズボーンとか)

それよりも80年代アイドルの本田美奈子さんの歌に少し似ているかも。
ぜひ三品さんの歌う「1986年のマリリン」が聴いてみたい!
高音の音域ギリギリのラインを勢いで歌うとグッと人を引き込める気がする。
フレッシュなセクシーニュアンスを出せる貴重なヴォーカリストでもあると思うから。

それとわーすたにはグループ全体からすごく"今"の感覚を感じる。
それはフランクさ。素な感じというか。SNSや自撮りがふつうで育ってきた感覚というか。
なかなか上手く言えなくて申し訳ないんですが、
歌もダンスも変に教育されていなくて、つまり型にはめられてなくて、というか無自覚に鵜呑みしていないことから来る自由さを感じる。
まだカタチが定まっていないとも言えるかもしれないけど、
少なくとも個性には感じられるから。
ということで、かなり期待してます。

今回は、廣川奈々聖さん、松田美里さん、三品瑠香さんでの掲載になります。



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